IMSA国際モータースポーツ協会のジョン・ドゥーナン代表によると、昨夜発表されたLMDh(ル・マン・デイトナh)プラットフォームのデビューは場合によって1年遅れる可能性があるという。同氏は自動車業界のマーケットが最終的なタイムラインを決定すると強調した。

 ACOフランス西部自動車クラブとIMSAは5月7日、双方のシリーズを行き来できる画期的なプロトタイプ・プラットフォーム“LMDh”のドラフト版テクニカルレギュレーションをリリースした。

 この新規定についてドゥーナンは、WEC世界耐久選手権とウェザーテック・スポーツカー・チャンピオンシップの両方で2022年に導入するという当初の目標を維持しながら、蔓延が続く新型コロナウイルスのパンデミックの影響を受けて、それが延期される可能性があることを認めている。

「いま鍵となるのは自動車メーカーがLMDh規定を消化、技術チームで分析し、実際にそれを提供する機会を与えることだ」とドゥーナンはSportscar365に語った。

「このタイムラインはマーケットによって左右される。これらはすべてOEMにとって重要な要素なんだ」

「レギュレーションが彼らの手に渡ればこのフォーマットのレースが比較・研究され、彼らによって実際に指示されることになる」

「それが2022年の初めであるかどうか……私たちは誰もがその目標に向かって進みたいと思っているが、1年先延ばしになるかもしれない。しかし、それでも問題はない」

「それがいつ起こったとしても、私たちはそれが正しいことであると望んでいるんだ」

 仮にLMDhのロールアウトが1年延期となった場合、現在のDPi(デイトナプロト・インターナショナル)規定が2022年まで延長され、同プラットフォームは6年目を迎えることになる。

 ドゥーナンによると、IMSAは新規定の導入を先送りする必要があるかどうかについて明確な情報を得ていないという。

「我々は(テクニカル・ワーキング・グループに参加している)すべてのメーカーと連絡を取ってきた。彼らの“コアビジネス”を復旧させ、稼働させる機会を彼らに与えることは、自動車産業における重要な優先事項だと考えている」と同氏は言う。

「ブランド構築やパワートレインの統合、スタイリングのヒントの統合といったこの種のトピックは、適切かつタイムリーな方法で実現できれば彼らの頭の中に浮かぶと思う」

「現在は規則の肉付けが少し増えているため、エンジニアリングチームにもっと多くの研究をさせることができるはずだ。彼らは特定のコンストラクターと連携しているため、より正式な議論をすることができる」

「私たちは受け取った回答にかなり興奮しており、それがルールの特定の側面についてメーカーからより詳細な質問を生み出すことを期待しているんだ」

 新規定のデビュー時期について、IMSAとWECが共同で決定を下すのかと尋ねられたドゥーナンは、お互いに「疑問の余地なし」にそうしたいと述べた。

「私たちはお互いに繋がり合い、同じページにいる必要がある」と彼は述べた。

「ACOやWECと足並みをそろえたいと考えていることは間違いない」

「この点でもっとも素晴らしいことのひとつは、1月に発表したLMDh規定が非常に歴史的なものにしたことだ。それは、メーカーが両方の選手権で同じクルマを使用できるステージに配置されたことだ」