ABBフォーミュラE選手権のeスポーツシリーズ『ABB FormulaE Race at Home Challenge(ABBフォーミュラEレース・アット・ホーム・チャレンジ)』の第3戦が5月9日に開催され、マヒンドラ・レーシングのパスカル・ウェーレインが優勝を飾った。

 フォーミュラEとユニセフのパートナーシップの一環として行われるeスポーツシリーズのフォーミュラEレース・アット・ホーム・チャレンジ。第3戦の舞台はモナコ・モンテカルロ市街地コース。

 予選でポールポジションを獲得したのはウェーレインとなり、2番手にはわずか0.010秒差でストフェル・バンドーン(メルセデス・ベンツEQ・フォーミュラEチーム)が続いた。このeスポーツシリーズ2連勝を飾っているBMW i アンドレッティ・モータースポーツのマキシミリアン・ギュンターは6番手という結果となった。

 15周で争われる決勝レースのスタートでは、2番グリッドのバンドーンが良い蹴り出しを見せ、ポールポジションスタートのウェーレインに並びかけ1コーナーへ侵入する。しかし、3番グリッドからスタートしたエドアルド・モルタラ(ベンチュリ・レーシング)がバンドーンに接触してしまう。

 ウェーレインはそのまま1コーナーをクリアし、モルタラに接触されたバンドーンはハーフスピンを喫してしまうが、なんとか2番手のままレースを続行する。この混乱でポジションを上げたのは6番手スタートのギュンターで、1周目終了時には3番手まで浮上してくる。

 4番手走行はニール・ジャニ(タグ・ホイヤー・ポルシェ)となり、1コーナーで混乱を起こしたモルタラは11番手と、後方に沈んでしまった。スタート以降、レースで大きなアクシデントは起こらず、各ドライバーとも集中力を保ちながらコース幅の狭いモナコ市街地コースを駆け抜けていく。

 残り2周、首位のウェーレインは2番手のバンドーンに3秒の差をつけトップを快走する。3番手のギュンターもバンドーンから2秒遅れて続き、トップ3は差を詰めれないままファイナルラップに突入していく。

 結局レースはそのままフィニッシュを迎え、ウェーレインがフォーミュラEレース・アット・ホーム・チャレンジの第3戦を制した。2番手にはスタートでアクシデントのあったバンドーン、3番手にはeスポーツシリーズ3連勝を狙っていたギュンターというトップ3となった。

 また、ウェーレインは決勝レースのファステストラップも獲得し、予選ポールポジション、決勝ファステストラップ、全周回トップ走行、優勝というグランドスラムを達成した。

 フォーミュラEレース・アット・ホーム・チャレンジ初優勝を飾ったウェーレインは、「スタートは非常に重要で、後ろで何が起こったのかはよくわからなかったが、クラッシュが起こったことはわかった」とレースのスタートを振り返った。

「その後は少しギャップがあり、ペースを維持するために努力をした。最終的には僕のほうが少し速くなっていたから、とても楽なレースになった。マヒンドラレーシングのためにモナコで優勝し、ポイントを獲得できたのは嬉しいね」... https://t.co/9KqVKEr3qA . - https://t.co/9KqVKEr3qA