5月7日、Wシリーズは、『W Series Esports League』というeスポーツの新しいシリーズを立ち上げたことを発表した。

 2019年に発足したWシリーズは、女性ドライバーのみで争われるフォーミュラカーのシリーズだ。日本からは小山美姫が参戦し、初年度は2勝を挙げたイギリス人のジェイミー・チャドウィックがチャンピオンに輝いた。

 そんなWシリーズは、『Logitech G』、『Beyond Entertainment』、そして『iRacing』と提携し、W Series Esports Leagueを立ち上げた。参加ドライバーはもちろん女性のみで、2020年シーズンのWシリーズに参加することが決まっていた18名のドライバーがエントリー。また、この18名以外の女性ドライバーを招待することも可能とのことだ。

 レースで使用するマシンはタトゥース製のフォーミュラ・ルノー2.0のマシン。パフォーマンス面において、通常のレースで使用するタトゥースのF3マシンに似ているという。

 シリーズは全10戦の予定で、公式サイトには開催地として鈴鹿サーキットの名前も掲載されている。日程についてはまだ明らかになっていないが、レースの距離や時間は様々で、1ラウンドにつき最大3レースが行われる。予選結果でグリッドが決まるが、一部のレースでは獲得ポイントに基づいたリバースグリッドを採用する。

 WシリーズのCEOを務めるキャサリン・ボンド・ミューアは、シリーズ立ち上げに際して、公式サイトに以下のようにコメントを寄せた。

「世界中で続いているCOVID-19(新型コロナウイルス感染症)の危機により、トラックでのレースがない状況下ではありますが、私たちはW Series Esports Leagueの発足を発表できることをうれしく思います」

「私たち自身とパートナーであるLogitech、Beyond Entertainment、iRacing、および主要スポンサーであるROKiT Phonesとの協力により、すべてをうまくまとめようと行われた作業に非常に感心しました」

「その成果は、ドライバーにとって難しくもエキサイティングな挑戦となり、YouTubeやTwitchおよびオンラインゲーム専用のその他のストリーミングプラットフォームにおいて、ファンにとって革新的なショーになると自信を持っています」

 またWシリーズの運営責任者のひとりでもある元F1ドライバーのデビッド・クルサードは、参加するドライバーらによるバトルを楽しみにしているとコメントを発表した。

「2019年のWシリーズは見事に成功した。8レースが予定されていた2020年のWシリーズは、より良いものになっていただろう」

「世界的なCOVID-19の危機が収まったら、いつでもWシリーズを開催するつもりだ。それまでの間に、次善の策であるW Series Esports Leagueを立ち上げたことをうれしく思う」

「私はデジタル革命の前にレーシングキャリアを始めたので、私が一流のシムレーサーではないことを認めている。だが私はeスポーツの素晴らしさを受け入れており、Wシリーズのドライバーが世界中のそれぞれの自宅から、同じセットアップでホイール・トゥ・ホイールのバトルをするのを楽しみにしている」