FIAは、2019年にサーキット上で起きた重大な事故28件を調査した結果から、安全性向上のために多数の変更について調査し、導入していくプランを立てている。

 調査対象のなかには昨年スパ・フランコルシャンでのFIA-F2レースで発生した、アントワーヌ・ユベールの死亡事故も含まれている。FIA安全担当部門が行った調査を、安全性を向上させるために、次世代マシン、サーキット設備、新たなツールや運用方法において役立てるとして、FIAは5月11日、今後進行するプランについて発表した。

 F1などシングルシーターのマシンに関して目指す点としては、デブリ落下のリスクを下げるためのコンポーネントおよびシステムの導入、フロントウイング脱落のリスクを下げるためのデザインおよび設置方法の見直し、ヘッドレストの堅牢性向上、最新版の前面侵入防止パネルの導入、衝撃吸収性能の向上といったものが挙げられた。

 また、マシン本体以外のシステムやサーキット設備等についても、改善がなされていくという。事故の通知やタイヤ空気圧を監視するシステムの導入、ローアングルでの衝突に備えたバリアのパフォーマンス向上、ランオフエリアにおけるマシン減速のための新たなソリューションの検討、トラックリミットコントロールのための新ソリューションの導入といったものが発表された。