マクラーレン・レーシングのCEOを務めるザク・ブラウンは、2020年のF1が同チームにとって厳しいシーズンになると予測している。中団勢のなかでマクラーレンのポジションが大きく変化する可能性があると考えているのだ。

 数年にわたり不振にあえいだマクラーレンだが、2019年には上昇に転じた。コンストラクターズランキングでは4位となり、F1の“トップ3チームを除いたなかでのトップ”となっている。

 ブラウンはマクラーレンがこの勢いを維持できることを願いつつも、厳しいシーズンになることを予想している。ミスなくしっかり結果を出すことが中団での戦いに勝つ鍵となるが、特にレーシンングポイントとルノーはマクラーレンにとって最大の脅威になるとみなしている。

「今年の方が厳しくなると思っている」とブラウンは先週『Sky F1』が配信した動画において語った。

「レーシングポイントが非常に速いだろうことは、マシンが昨年のメルセデスに似ていることからも明らかだ。メルセデスは昨年チャンピオンシップを制しているのだから、速くなると考えるのが自然だ」

「彼らは非常に手強くなる。オフシーズンの間に最も進歩したのは彼らだと思う」

「ルノーも非常に速かったし、アルファ(ロメオ)も速かった。アルファタウリはテストの最後で相当速いタイムを出したし、ウイリアムズも昨年よりもはるかに良いペースを見せていた」

「だから今年は昨年よりも厳しくなると考えている。我々が4位になることも考えられるが、他のチームの挑戦を受けて6位に滑り落ちることも考えられる」

「重要なのは信頼性と、ドライバーが良い仕事を継続すること、そしてチームの連携だ。なぜならマシンのペースには大きな違いはないと思うからね」

 連戦が多い夏の間、彼のチームはアップデートよりもスペアパーツを十分に用意することに集中していると、ブラウンは言う。

「私たちはできる限り頻繁にアップデートを投入するつもりだ」

「だがレースの頻度から、アップデートよりもスペアパーツに重点を置くことになってくるかもしれない。他の多くのチームもそうだ。なぜなら立て続けに3連戦が予定されているからだ」

「だからすべてのスペアパーツを確実に揃えようとしている。もちろんF1では費用面にも取り組まなければならず、今年と来年のアップグレードは限られている。ルールの範囲内でベストを尽くすことになるだろう。だがこれが新しい環境であることは間違いない」

「我々のマシンが強力であることを願う。冬季テストの結果には満足しているが、中団はかつてないほどに拮抗しているのだ」