数カ月にわたってF1が中断を余儀なくされている間に、ドライバーマーケットにおいては多くの動きがあった。カルロス・サインツJr.が2021年にマクラーレンからフェラーリへと移籍することになり、ダニエル・リカルドはルノーからマクラーレンに加入する。

 2021年にはアストンマーティンへとチーム名を変えるレーシングポイントのCEO兼チーム代表のオットマー・サフナウアーは、セルジオ・ペレスとランス・ストロールの来季残留を明言している。

 ルイス・ハミルトンやバルテリ・ボッタスを含め、2020年末で契約期限満了を迎えるドライバーもいる。ただし、このふたりについては、ともにメルセデスに残る可能性が高いとみられる。

 短期間で開催される2020年シーズン中、来季契約を新たに結ぶ必要があるのは、アルファロメオのキミ・ライコネンとアントニオ・ジョビナッツィ、それにハースのケビン・マグヌッセンとロマン・グロージャンだ。アレクサンダー・アルボン、ダニール・クビアト、ピエール・ガスリーの来年以降の契約は、レッドブルおよびアルファタウリのボスの考え次第といったところだろう。

 また、ドライバーマーケットにおいて“ワイルドカード”となるのはセバスチャン・ベッテルとフェルナンド・アロンソだ。アロンソは、リカルドの抜けたルノーのシートに収まり、エステバン・オコンとコンビを組む可能性があるといわれる。

 今年末で多くのドライバーが動く可能性があるが、アルファロメオは2021年のドライバーラインナップ決定を急いではいないという。

「我々のシチュエーションは異なっている」と、ザウバーおよびアルファロメオ・レーシングのマネージングディレクター、CEOおよびチーム代表を務めるフレデリック・バスールは『Auto Motor und Sport』に語った。

「我々は通常、10月から11月にかけて決定を下している。そこに変更はない。まずレースに集中したい。来季のために賞金を得ることが重要であり、そのためには今年結果を出さなければならないのだ」

「2021年のドライバーラインナップを考えるために、エネルギーを無駄遣いするわけにはいかない。我々は今のドライバーに満足しているし、彼らを信頼しているのだ」

「アントニオ・ジョビナッツィは進歩している。彼は2019年後半にいいパフォーマンスを見せた」

「2021年も、間違いなく良いドライバーラインアップで戦うことになるだろう。このことについては、もっと後になってから話す。今はそのときではない」

 ライコネンは2019年にフェラーリからアルファロメオに移籍、この際に2年契約を結んだ。今年41歳になるF1最年長のライコネンが、来年もF1参戦を続けるかどうかが注目されている。