8月5日、インディアナポリス・モータースピードウェイ(IMS)は、8月12〜23日に開催される予定の第104回インディアナポリス500マイルレースについて、当初は最大収容人数を絞って検討していた観客動員予定を変更し、無観客での開催となると発表した。

 世界三大レースのひとつで、2020年に104回目の開催となる伝統の一戦、インディ500。インディアナポリスはモータースポーツの都市でもあり、インディカー・シリーズとIMSは、開催に向け最大収容人数を制限した観客収容を目指し調整を進めていた。

 しかし8月5日、IMSは緊急の声明を発表し、今季のインディ500が無観客での開催になるとした。声明は下記のとおりだ。

「8月23日に開催される第104回インディ500が、ファンの存在抜きで開催されると発表することを非常に残念に思う。この厳しい決定は、州および市の指導のもと、慎重な広範囲の検討の結果なされることになった」

「我々は、大きな屋外施設に25%の動員で今年のレースを開催することに専念していたが、市と州によって行われた有効な新型コロナウイルス感染拡大予防策をもってしても、インディアナ州マリオン郡と、インディアナポリスの新型コロナウイルスの感染傾向は悪化してしまった」

「6月26日以降、マリオン郡の症例は3倍となり、陽性率は2倍となってしまった。我々はウイルスのパンデミック当初から、コミュニティの健康と安全を最優先しており、6月に計画を立てた段階では、限られた範囲でファンを迎えることは適切だったが、現在の環境はそれを許さなくなってしまった」

「我々はインディアナ州とその住人たちが、もとの生活に戻ることができるよう、賢明な決定を行い、公衆衛生局の助言に従う。今季はNBCでレースを観戦することをお勧めし、2021年5月30日に行われる世界最高のレースに、熱心なファンを迎えられることを楽しみにしている」

 インディカー・シリーズはすでにロードアメリカ戦でファンを動員してのレースを開催していたが、新型コロナウイルスの“第2波”に伝統の一戦は大きな影響を被ることになってしまった。