遊撃手として104打点

 鳥谷は、2010年にチーム打率.290の超強力打線において中核を担い、主に3番(88試合)に座った。同年の阪神は、1番にマット・マートン外野手が来日1年目で当時のNPB記録となる214安打をマーク。2番の平野恵一内野手も打率.350に加え、59犠打を記録し、得点圏へと走者を進めていた。
 
 一方で、出塁率の高い鳥谷は、チャンスメイクの役割である1番打者としても50試合に出場。遊撃手のシーズン打点ランキングで2位につける中島宏之(2011年、100打点)が、全試合で3番での出場だったことも考えると、鳥谷の勝負強さが際立つのではないだろうか。
 
 遊撃手の中では昨季、読売ジャイアンツの坂本勇人内野手が史上2人目となる40本塁打を達成。しかし、主に1、2番での起用だったために史上3人目となる100打点のクリアはならなかった。
 
 内野守備の要である遊撃手で、今後104打点という記録を塗り替える選手が出てくるだろうか。筆頭候補は変わらず坂本だが、他ポジションへのコンバートも現実味が帯びる年齢へと差し掛かっていることも事実。打線や打順に左右されやすい記録にあって、更新のタイミングが訪れることも稀だろうが、鳥谷がうち立てた記録の大きさを改めて知ることとなる。
 
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<2010年スタメンとシーズン成績>
144試合、打率.301、173安打、19本塁打、104打点、13盗塁、OPS.848
1番:50試合
3番:88試合
7番:2試合
途中出場:4試合

遊撃手シーズン打点ランキング

1位 鳥谷敬(2010年) 104打点
2位 中島裕之(2011年) 100打点
3位 池山隆寛(1990年) 97打点
4位 ラリー・レインズ(1954年) 96打点
   桑田武(1964年) 96打点
6位 坂本勇人(2019年) 94打点
7位 中島裕之(2010年) 93打点
8位 中島裕之(2009年) 92打点
9位 宇野勝(1985年) 91打点
10位 松井稼頭央(2000年) 90打点
   中島裕之(2004年) 90打点