スポット先発可能な投手をさらに補強も?

 ロサンゼルス・エンゼルスが、アリゾナ・ダイヤモンドバックスとの間でトレードを成立させ、右腕のマット・アンドリーズ投手を獲得した。米公式サイト『MLB.com』が14日(日本時間15日)、伝えている。
 
 エンゼルスがダイヤモンドバックスと間でトレードを成立させた。同サイトによれば、エンゼルスはメジャー未経験ながら昨季に傘下マイナー(2A、3A)で計7勝を挙げた球団若手有望株ランク18位の右腕ジェレミー・ビーズリー投手をダイヤモンドバックスに放出し、ダイヤモンドバックスから通算24勝のアンドリーズを獲得した。
 
 現在30歳のアンドリーズは2015年にタンパベイ・レイズでメジャーデビューし、先発と救援もできる投手として活躍。メジャー2年目の2016年には29試合の登板(19先発)で自己最多の8勝(8敗)、防御率4.37をマークした。
 
 翌2017年にも18登板(17先発)で5勝を挙げたが、2018年途中でダイヤモンドバックスに移籍した後は救援投手としての起用が圧倒的に多くなり、昨季は登板した54試合が全て救援。5勝5敗、4ホールド1セーブ、防御率4.71、70回2/3を投げて与四球27、奪三振79の成績を残していた。
 
 球種は平均球速92.5マイル(約149キロ)の速球とチェンジアップ、カーブ、スライダーの4つで、速球とチェンジアップで計87.8%を占めている。ゴロ/フライの割合は1.51と、ゴロを打たせて取るタイプの投手だ。
 
 先発と救援のいずれの経験も豊富でエンゼルス投手陣に柔軟な選択肢を与えることができるアンドリーズだが、ビリー・エップラーGMは先発として2月のスプリングトレーニング(春季キャンプ)に参加させ、状況次第で起用法の評価を下す考えを持っているという。
 
 今のところ、エンゼルスの先発投手は28歳のアンドリュー・ヒーニー投手、23歳のグリフィン・キャニング投手、二刀流復活が期待される25歳の大谷翔平投手、そしてトレードで獲得した27歳のディラン・バンディ投手、FA市場から獲得した28歳のフリオ・テヘラン投手と数が揃っている。
 
 ここにアンドリーズが加わることで、6人の先発投手によって激しい競争力と層の厚さが生まれることになるだろう。また、二刀流の大谷が週1回の先発登板に限られることでスポット登板の先発投手が必要になることが考えられるため、同サイトは「アンドリーズの加入がさらに別の先発投手を獲得することへの妨げとはならない」との見方を示している。
 
 同じアメリカン・リーグ西地区では、優勝筆頭候補と考えられていたヒューストン・アストロズが「サイン盗み」が発覚したとこでGMと監督が解任された。最大のライバルの戦力低下も考えられる中、野手でもアンソニー・レンドーン内野手、ジェイソン・カストロ捕手を獲得したエンゼルスは、上位進出に向けて開幕から良いスタートを切りたいところだ。