ベンチコーチとして2018年世界一に…MLB公式「球団はサイン盗みに関与していることを望んでいない」

 ボストン・レッドソックスは、一連の「サイン盗み問題」で解任したアレックス・コーラ前監督の後任として、ロン・レネキー氏が暫定的な監督に就任したことを正式に発表した。米公式サイト『MLB.com』が11日(日本時間12日)、伝えている。
 
 レッドソックスは、コーラ氏を解任後これまで後任の監督選びを進めてきたが、最終的に昨季までベンチコーチを詰めていたレネキー氏を昇格させる形で暫定的な監督に就任させることを決定した。
 
 レネキー氏は1988年まで8年間にわたって選手として活躍し、引退後はロサンゼルス・エンゼルスでのコーチ経験を経て2011年にミルウォーキー・ブリュワーズの監督に就任。就任1年目に96勝を挙げナショナル・リーグ中地区優勝に導くなど、在任5年間で通算342勝331敗(勝率.508)の成績を残した。
 
 その後、ドジャースとエンゼルスのコーチを歴任し、2018年からレッドソックスのベンチコーチに就任。1年目からコーラ監督の指揮の下、指導者として世界一を経験した。
 
 しかし、ヒューストン・アストロズに続いてレッドソックスにも2018年シーズンにおける「サイン盗み」の疑惑が浮上していることから、球団は現在MLB機構の調査を受けている段階。
 
 チャイム・ブルーム新GMはレネキー氏の暫定監督就任に「この“暫定”という言葉についていくつか言いたいことがある」と話し、「組織として話し合った後、暫定監督にロンの名前を据えることが進行中の調査を尊重する最良の方法であると感じた。また、この職務にどれほど適しているか、グループをリードするロンの能力を非常に強く感じている」と内部昇格させた理由を明かした。
 
 また、レネキー氏とコーラ氏は2018年にともにベンチにいたが、同サイトは「レッドソックスはMLB機構が調査結果を発表する際にレネキー氏がサイン盗みに関与していることを望んでいない」と指摘している。
 
 MLB機構の調査を尊重した上でのプロセスとなったが、ともあれようやく決まった“新指揮官”がMLBの調査結果も含めてチームにどんな影響を与えることになるのか注目だ。