7月23日(日本時間7月24日)に開幕するメジャーリーグ。60試合制や、ナショナル・リーグ初の指名打者(DH)制導入など、NPB同様2020年は異例のシーズンとなる。
 

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 一方で、今年は新たに筒香嘉智、秋山翔吾、山口俊の3人がNPBから海を渡り、メジャーの舞台に挑戦。2人の野手が同時に挑戦するのは、2012年の青木宣親と川﨑宗則以来8年ぶりとなる。筒香と秋山は、日本人野手再評価の流れを作ることができるだろうか。
 
 本シリーズでは、年度別シーズンOPSランキングトップ10選手と、同年の日本人選手の成績を振り返り、時代背景とともに日本人野手のメジャーリーグ挑戦の軌跡を辿る。今回は2010年編。

2010年シーズンOPSランキングトップ10


 
 
 2010年は、ジョシュ・ハミルトン(テキサス・レンジャーズ)が初のランクインにして1位に輝いた。メジャー4年目となった同年は、打率.359、32本塁打、100打点をマーク。初の打撃タイトルとなるアメリカン・リーグ首位打者を獲得し、長打率.633、OPS1.044は両リーグトップの数値を誇った。
 
 僅差の2位にはミゲル・カブレラ(デトロイト・タイガース)だ。同年のカブレラは、打率.328、126打点でア・リーグ打点王を獲得。リーグ2位の38本塁打も放った。
 
 3位は両リーグトップの出塁率を記録したジョーイ・ボットー(シンシナティ・レッズ)、4位には2008年から2年連続でランキングを制したアルバート・プホルス(セントルイス・カージナルス)が続いた。
 
 同年のプホルスは、打率.312、42本塁打、112打点をマーク。過去2年に比べOPSは下げたが、2年連続本塁打王、初の打点王と二冠を手にした。
 
 5位にはホセ・バティスタ(トロント・ブルージェイズ)が入った。同年は打率.260ながら54本塁打を放ち、ア・リーグ本塁打王を獲得。124打点も2打点差でリーグ3位の数字となった。
 
 6位はポール・コネルコ(シカゴ・ホワイトソックス)、7位にカルロス・ゴンザレス(コロラド・ロッキーズ)が続いた。
 
 メジャー3年目のゴンザレスは、打率.336、34本塁打、117打点で初の打撃タイトルとなるナショナル・リーグ首位打者を獲得。リーグトップの197安打も放つなど、大きく飛躍を遂げた。
 
 8位は同じくロッキーズのトロイ・トゥロイツキー、9位にマット・ホリデイ(カージナルス)、10位のジェイソン・ワース(フィラデルフィア・フィリーズ)は初のランキング入りを果たした。

松井稼頭央、岩村明憲、福留孝介の2010年シーズン

 前年同様、メジャー挑戦者ゼロに終わった日本人野手陣。
 ここでは、上記3選手の成績を振り返っていきたい。
 
 まずは、メジャー7年目を迎えた松井稼頭央だ。
 
 開幕戦ではスタメン出場し、2安打を放ったが、同年は控え選手の位置付けとなった。
 
 以降は打撃不振も重なり、5月下旬に事実上の解雇。直後に古巣・ロッキーズとマイナー契約を結んだが、メジャー昇格は叶わなかった。
 
 最終的にシーズン合計27試合出場に留まり、打率.141、OPS.352となった。日本人内野手としては初のメジャーデビューを果たし、確かな存在感を見せた松井稼。7年間の挑戦を終えた。
 
 次に、メジャー4年目を迎えた岩村明憲。
 
 前年のポストシーズン中にピッツバーグ・パイレーツへ移籍した岩村。迎えた2010年シーズンは、開幕から不振が続き、5月には40打席連続無安打など復調のきっかけを掴めず、マイナーへ降格となった。
 
 以降はメジャー昇格もなく、マイナーリーグのシーズン終了後に解雇となった。
 
 直後にオークランド・アスレチックスとメジャー契約を結び、出場を続けたが、結果を残すことはできなかった。
 
 同年はシーズン合計64試合に留まり、打率.173、OPS.535となった。レイズ時代にはチーム史上初のポストシーズン、ワールドシリーズ進出の立役者的存在となった岩村。4年間のメジャー挑戦を終えた。
 
 そして、メジャー3年目を迎えた福留孝介だ。
 
 2010年シーズンは、過去2年同様、開幕から好調を維持し、幸先の良いスタートを切った。5月は成績を保つも、6月に失速。7月終了時点の打率は2割5分を切った。
 
 8月に復調を果たしたが、9月に再び失速。例年以上に好不調の波が激しい1年となった。
 
 最終的に130試合に出場。打率.263、13本塁打、OPS.809をマークした。本塁打、OPSなどは自己最高の成績となったが、不安定さを露呈し、規定打席には届かなかった。

エンゼルスへ移籍した松井秀喜

 続いて、メジャー8年目を迎えた松井秀喜だ。
 
 前年オフに7年間在籍したニューヨーク・ヤンキースから、ロサンゼルス・エンゼルスへ移籍。日本人野手としては初の所属となった。
 
 古巣での活躍から大きな期待を背負った松井秀は、新天地で「4番・指名打者」として開幕を迎えた。開幕戦では、決勝打となる適時打と豪快な本塁打を放つ活躍を見せ、鮮烈なデビューを飾った。
 
 その後も4番に座り、4月26日にはメジャー通算1000安打を達成した。しかし5月に不調に陥ると、打率が低迷。2割5分台で前半戦を折り返した。
 
 以降はしばらく停滞していたが、徐々に調子を取り戻した。後半戦の打率は3割を上回り、本塁打も2桁を数えた。
 
 最終的に145試合に出場。打率.274、21本塁打、84打点、OPS.820をマークした。同年は好不調の波が激しく、相手の先発が左投手の試合ではスタメンを外れるなど、首脳陣の信頼を勝ち取るには至らなかった。

10年連続200安打を達成したイチロー

 最後は、メジャー10年目のシーズンとなったイチローだ。
 
 例年同様「1番・右翼」で開幕を迎えたイチローは、4月から打撃好調。前半戦では大きな不調もなく、高打率を維持した。
 
 7月にはやや不調となるが、打率3割以上はキープ。9月23日には前人未踏の10年連続200安打を達成した。
 
 最終的に5年ぶりの全試合出場となる162試合に出場し、打率.315、42盗塁、OPS.754をマーク。214安打は5年連続両リーグトップの成績を誇った。同年で打率3割、200安打、ゴールドグラブ賞獲得の連続記録は10年となった。
 
 
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