85年ぶりの快挙へ、ロッキーズの注目外野手

85年ぶりの快挙へ、ロッキーズの注目外野手

◆ 注目の1番打者

 今季のメジャーリーグは、ナ・リーグ西地区のレベルが高い。首位を快走するドジャースの勝率は7割を超え、同率2位で追走するロッキーズとダイヤモンドバックスが2枠のワイルドカード争いで一歩抜きんでている。次点のカージナルスには、4.5ゲーム差。同地区からプレーオフに3チームが進出する可能性も十分あるだろう。

 地区2位タイのロッキーズは若い先発投手陣の台頭などもあり、安定した戦いぶりを見せている。打線も例年通りの爆発力があり、プレーオフに出てくれば他球団には怖い存在になるだろう。

 注目は1番を打つチャーリー・ブラックモン。ロッキーズ一筋、左投げ左打ちの外野手だ。あごひげがトレードマークの31歳は、4月から好調をキープし、打率.338、27本塁打、74打点という申し分ない成績を残している。三塁打数は両リーグで唯一の2桁となる13本を放つなど、長打率は同3位の.618と高い。脅威の核弾頭としてナ・リーグMVP候補の可能性もありそうだ。

 注目はその得点数。すでに「105」を数え、後ろを打つ打者に恵まれていることがわかる。現在のペースでいけば、シーズン146得点になる計算だが、シーズン150得点という大台も見えている。もし150得点に到達すれば、2000年のジェフ・バグウェル以来、17年ぶり。しかし、それ以前は1949年のテッド・ウィリアムスまでさかのぼらないといけない。

 また安打数はここまでナ・リーグ最多の159本。シーズン222安打ペースを維持している。150得点に比べると、シーズン220安打以上は、それほど難易度が高くない。2000年以降だけでものべ9人が達成している(イチローが5度記録)。

 しかし150得点と220安打を同一シーズンに達成するのは至難の業だ。最後の達成者は、1932年のチャック・クライン。1930年代に活躍し、殿堂入りも果たした名外野手だ。ブラックモンは、近代野球でほぼ実現不可能な大記録の達成を見据える。

 ちなみにベーブ・ルースはシーズン150得点以上を6度記録しているが、220安打を超えたシーズンは一度もなかった。逆に220安打以上を5度記録したイチローのシーズン最多得点は2001年の「127」。偉大な打者をもってしてもなかなか達成できない記録なのだ。

 ブラックモンは、12日のマーリンズ戦でも4安打、2得点、2盗塁と大活躍。85年ぶりの大記録達成には、残り46試合で61安打、45得点が必要となる。ブラックモンにかかる期待は大きい。

文=八木遊(やぎ・ゆう)

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