“盟主”対決?も意外に久々19年ぶり…日本シリーズは「巨人vs.ソフトバンク」

“盟主”対決?も意外に久々19年ぶり…日本シリーズは「巨人vs.ソフトバンク」

◆ 史上最多11度目の顔合わせ

 3月29日(金)に開幕したプロ野球・2019年シーズンもいよいよ大詰め。13日にはセ・パ両リーグで日本シリーズに進出するチームが決まり、セ・リーグは6年ぶりにリーグ制覇を果たした巨人が6年ぶりの日本シリーズ出場権をゲット。一方、パ・リーグは2位からクライマックスシリーズを勝ち上がったソフトバンクが3年連続で日本シリーズ進出を掴み取った。

 巨人と言えば、1リーグ時代も含めて45回の優勝を誇る“球界の盟主”。一方のソフトバンクも1リーグ時代を含めて20回の優勝を記録しており、昨季日本一に輝いた“現役チャンピオン”。現在のところ2年連続で球界の頂点に君臨しており、ここ5年で4度の日本一に輝いているという、近年の日本プロ野球界で圧巻の強さを見せているチームだ。

 シーズン前の解説者予想では“本命”候補にあがりがちな2チームであり、プロ野球をあまりチェックしないという人でも“強豪”という印象を持っているようなチームだと思うが、実は日本シリーズがこの組み合わせになるのは19年ぶりのこと。ホークスが「ソフトバンク」と変わってからは、意外にも初めての対決となる。

 それでも、「ジャイアンツ対ホークス」の決戦は11度目。これは日本シリーズ史上最多だ。セ・パそれぞれのリーグの“盟主”とも言える両チームによる対戦を振り返ってみよう。


◆ なんと巨人の「9勝1敗」

▼ 日本シリーズの「ジャイアンツ対ホークス」

<1951年>
巨人 4 − 1 南海(○○○●○)
☆勝利監督=水原茂
☆MVP=南村不可止

<1952年>
巨人 4 − 2 南海(○○●○●○)
☆勝利監督=水原茂
☆MVP=別所毅彦

<1953年>
巨人 4 ① 2 南海(●○△○○●○)
☆勝利監督=水原茂
☆MVP=川上哲治

<1955年>
巨人 4 − 3 南海(○●●●○○○)
☆勝利監督=水原円裕
☆MVP=別所毅彦

<1959年>
巨人 0 − 4 南海(●●●●)
☆勝利監督=鶴岡一人
☆MVP=杉浦忠

<1961年>
巨人 4 − 2 南海(●○○○●○)
☆勝利監督=川上哲治
☆MVP=宮本敏雄

<1965年>
巨人 4 − 1 南海(○○○●○)
☆勝利監督=川上哲治
☆MVP=長島茂雄

<1966年>
巨人 4 − 2 南海(○●○○●○)
☆勝利監督=川上哲治
☆MVP=柴田勲

<1973年>
巨人 4 − 1 南海(●○○○○)
☆勝利監督=川上哲治
☆MVP=堀内恒夫

<2000年>
巨人 4 − 2 ダイエー(●●○○○○)
☆勝利監督=長嶋茂雄
☆MVP=松井秀喜

【通算】ジャイアンツ 9勝 − 1勝 ホークス


 過去10回の対決を振り返ってみると、巨人が9勝と圧倒。かの有名な黄金期である“V9”の期間が3つ含まれているとはいえ、これほどの差がついているのは意外な印象を持つ方も多いのではないか。

 そして、直近の戦いと言うのが、今から19年前。「ミレニアム」の年に実現した、王貞治監督率いるダイエーと長嶋茂雄監督率いる巨人の“ON対決”だ。両チームの第1戦のスターティング・ラインナップが以下の通り。


▼ 2000年10月21日・日本シリーズ第1戦(東京ドーム)

・先攻:ダイエー
(中)柴原 洋
(二)鳥越裕介
(左)大道典良
(三)小久保裕紀
(一)松中信彦
(捕)城島健司
(右)秋山幸二
(遊)井口忠仁
(投)若田部健一

・後攻:巨人
(二)仁志敏久
(左)清水隆行
(右)高橋由伸
(中)松井秀喜
(一)清原和博
(三)江藤 智
(遊)二岡智宏
(捕)村田善則
(投)工藤公康


 なんともなつかしい名前が並んでいるが、この時は敵地・東京ドームでダイエーが連勝発進。勢いに乗って福岡へ戻ることになるも、当時は福岡ドームを「日本脳外科学会」に貸すことが前から決まっていたため、なんと第3戦が移動日なしで、そこから2日空けて第4戦という変則日程に(試試試−−試試試)。

 強行軍で福岡に乗り込んだ巨人は、上原浩治の好投もあって第3戦を取ると、2日空けて1勝2敗からの再スタートで一気の3連勝。第5戦のあとも移動日なしで東京ドームに帰り、松井秀喜が本塁打含む2安打・4打点の大活躍。監督での“ON対決”は長嶋監督に軍配があがった。


◆ ソフトバンクの3連覇か、巨人の奪還か…

 このように、過去の対決では巨人が圧倒しているが、ソフトバンクは何と言っても直近の実績が凄まじい。

 2011年に「ソフトバンク」となってから最初の日本一の栄冠を掴むと、そこから昨年までの間に頂点を極めること5回。「ソフトバンク」となってから、日本シリーズで敗退したことは1度もないのだ。

 ここ5年も日本一連覇の後、1年空けて現在も2連覇中。昨季はリーグ優勝はできなかったものの、CSを勝ち上がって日本一連覇を成し遂げ、今年もリーグ優勝は逃しながら、やはり同じようにCSを勝ち上がって3連覇への挑戦権を得た。

 日本シリーズでの顔合わせがなかった期間も、交流戦ではソフトバンクが優勢。2005年からの通算成績はソフトバンクの36勝23敗と6割を超える勝率を誇っているだけに、“苦手”という意識は存在しないだろう。


 ちなみに、リーグ単位で見ても、近年はパ・リーグがその強さを誇示。2013年の楽天以降、6年連続でパ・リーグ代表チームが日本一の栄冠を掴み取っている。

 近年の流れ通りにソフトバンクが勝ち、日本一3連覇の偉業を成し遂げるのか。はたまた巨人が日本シリーズでのこの対決で再び強さを見せ、7年ぶりの日本一に輝くのか。決戦は10月19日(土)、福岡の地で幕を開ける。


文=尾崎直也


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