ドラフト診断〜楽天編〜 「一番“読めない”チームではあったが…」

ドラフト診断〜楽天編〜 「一番“読めない”チームではあったが…」

◆ 各球団のドラフト指名選手を解説!

 10月17日(木)、今年のプロ野球・ドラフト会議が開催され、育成を含めると107名のアマチュア選手がプロ入りの切符を掴んだ。

 ベースボールキングでは、ドラフト会議翌日の18日にYouTubeチャンネルにて「ドラフト会議2019振り返り!」を生配信。アマチュア野球を中心に様々な媒体に寄稿するスポーツライターで、ドラフト会議の当日はCS放送のスポーツチャンネル『スカイA』で生中継の解説も担当した西尾典文さんにご出演いただき、各球団の今年の指名を振り返っていただいた。


◆ 楽天・指名選手

1位:小深田大翔(こぶかた・ひろと)
内野手/24歳 右投左打 大阪ガス
[スカウト評]
走攻守揃った選手。ショート、セカンドの二遊間を守ってほしい。どこでも守れるユーティリティープレーヤーとして期待しています。将来はチームの中心となる選手。足が持ち味の選手なので、グラウンドを駆け巡ってほしい。(愛敬スカウト)

2位:黒川史陽(くろかわ・ふみや)
内野手/18歳 右投左打 智弁和歌山高
[スカウト評]
浅村選手の後継者として期待できる選手です。キャプテンシーがあり、技術でも、技術以外でも、全ての面でチームを引っ張れるタイプです。(愛敬スカウト)

3位:津留﨑大成(つるさき・たいせい)
投手/22歳 右投右打 慶應義塾大
[スカウト評]
中継ぎ(タイプ)のピッチャーです。まっすぐは150km出る、通年で投球できるので、十分一軍で投げられるピッチャーです。大学のリーグ戦でやっているそのままを出していただければ、プロでも通用する、すごく期待しています。バッターに向かっていく気持ちがすごいピッチャーで、性格も素晴らしい選手です。(鷹野スカウト)

4位:武藤敦貴(むとう・あつき)
外野手/18歳 左投左打 都城東高
[スカウト評]
将来イチロー選手タイプになれるような、三拍子揃った、特に打撃力に特徴のある外野手。数年後には、先頭を切って楽天イーグルスの次のレギュラーになれる選手です。(大久保スカウト)

5位:福森耀真(ふくもり・ようま)
投手/22歳 右投右打 九州産業大
[スカウト評]
球速150キロを常に投げられる、9イニングまで投げられる馬力がある、タフなピッチャーです。楽天イーグルスでは試合の後半を安心して任せられる戦力として期待しています。(大久保スカウト)

6位:瀧中瞭太(たきなか・りょうた)
投手/24歳 右投右打 Honda鈴鹿
[スカウト評]
社会人の舞台で経験豊富。打者のインコースを思い切ってつける強気なピッチングが持ち味。シュートとカットボールをうまく使って抑え込むピッチャーです。即戦力としてチームの勝利に貢献する選手として期待しています。(山田スカウト)

7位:水上 桂(みずかみ・けい)
捕手/18歳 右投右打 明石商業高
[スカウト評]
体は小さいが、フットワークも良く、キャッチャーとしては今年の候補の中で一番いいキャッチャーです。(U-18のような)大舞台も経験しているのでチームの中心となって頑張ってもらいたいです。(愛敬スカウト)


育成1位:江川侑斗(えがわ・ゆうと)
捕手/18歳 右投右打 大分高
[スカウト評]
守備力に長けたキャッチャーで、捕ってからのスローは1.8秒台を計測する強肩の持ち主。勉強熱心な性格で、何年後かにレギュラーを狙える選手です。(大久保スカウト)

育成2位:小峯新陸(こみね・しんり)
投手/17歳 右投左打 鹿児島城西高
[スカウト評]
長身から角度のあるストレートを投げ込む。3年後くらいに先発ローテーションの一角に入り込めるのではと思うくらい、大化けする可能性のある投手です。(大久保スカウト)

育成3位:山崎真彰(やまざき・まあき)
内野手/24歳 右投左打 ハワイ大
[スカウト評]
特にショートがメインの内野手だが、サードもセカンドも守れ、脚も速い。日本から飛び出してハワイ大学で4年間野球をやってきたというところではチャレンジ精神も持っている。大人しいけれども、芯の強さを感じる選手。(後関スカウト)

育成4位:澤野聖悠(さわの・きよはる)
内野手/17歳 右投左打 誉高
[スカウト評]
184cmと大型ですが、ショートとして非常にスピード感がある。ツボにハマればスタンドインさせられる長打力があり、脚が速く、小技もうまく使えるオールラウンドなプレーヤーです。(山田スカウト)



◆ 「ちょっと意外な…」

 楽天は1位で地元東北から出現した今秋の目玉、大船渡高の佐々木朗希の争奪戦に挑むも、くじ引きで敗戦。再入札で社会人の即戦力内野手・小深田を単独指名に成功した。

 「一番どういう戦略で来るか見えないチームではあっただけに、最初に佐々木に行ったのは裏の裏、みたいな感じになって意外な印象になり、さらにハズレ1位で小深田選手に行ったので、また独特だなと思いましたね」と西尾さん。

 「小深田選手は所属も含めて昨年の近本選手(大阪ガス→阪神)と似ているなと思います。足はとにかく速くて打撃も悪くありません。ただ、あっても2位かなと思っていたので、1位は意外でした。そんな部分も含めて、昨年の近本選手を思い出しましたね」という印象。「2位でも黒川選手を獲得したということで、楽天としてはこのドラフトで一番補強したかったのは内野ということですよね。そこも個人的な予想とは少し違ったので、やはり全体的に見て“意外”でした」と振り返る。

 続けて、「そろそろ茂木選手を遊撃から動かしたい、という意図もあるのかもしれませんね。負担の大きなポジションではありますし、あの打力を活かしたいという考えも分かります。そこに小深田選手がピタリとハマるかどうか。新監督になるという部分でチャンスは少なくないと思うので、来年から期待ですね」と即戦力としての活躍に期待を寄せた。


◆ 「2位は捕手なのかと…」

 また、2位の黒川については、「小深田選手を1位で指名しているので、なおさらこの2位は評価が高いなと思いましたね。甲子園ではあまりインパクトを残せませんでしたが、秋の国体で木製バットで打ちまくったので、そこで評価を上げた部分が大きいと思います」と分析。

 続けて、「2位は捕手かなと思っていたんですよね。嶋選手が退団するということで、昨年は太田選手を獲得して、今季は堀内選手なんかも出てきてはいましたけど、今年は即戦力でおもしろそうな捕手が多かったので、そっちに行くかなと思っていました」とし、「結果、捕手は支配下ラストの水上選手と育成トップの江川選手。素材は良いですが当然すぐにという選手ではないので、太田選手と堀内選手で正捕手争いを期待しつつ、その次にどちらかが出てくれば、という見立てなのだと思います」と振り返った。


 最後に、大卒2・社会人1となった投手の指名については、「みんなすぐ使えるタイプですが、気になるのはリリーフタイプという点ですね。則本投手・岸投手の後を継ぐエース候補というところで、若い投手が少し伸び悩んでいる部分もあるので、そこも少し意外でした。とはいえ、リリーフタイプと思っていた弓削投手は今季先発で頑張りましたので、この中からそういった選手が出てくるのかもしれませんが」とコメント。

 一方、「そういう意味では、育成2位の小峯選手は順位は低いですが注目です。九州ですし、勝手にソフトバンクの育成かなと思っていましたが、189センチと長身でスケールの大きさが魅力。うまく鍛えれば将来のエース候補に…とひそかに期待しています」と大化けに期待を寄せた。


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