◆ 打撃好調の山口

▼ ロッテ 3− 1 楽天(ロッテ浦和)
楽|100 000 000|1
ロ|001 020 00×|3

 新型コロナウイルス拡大の影響でイースタン・リーグの開幕が延期となった影響で練習試合となった21日のロッテ−楽天の二軍練習試合は、1−1の5回に山口航輝、荻野貴司の適時打が飛び出し、3−1でマリーンズが勝利した。

 前日3安打の山口が、今日も結果を残した。昨年の秋季キャンプ中に『左足距骨後方骨折』と診断され、昨年11月末に『鏡視下左足距骨後突起骨片切除術』を行い、春季キャンプは第3クールからファームの全体練習に合流。復帰後、自身が思うようなタイミングで打てず、春季キャンプが終わった後の2月27日の取材では「実戦も離れていて、怪我もしていたしやっていない時期も長くて、感覚というのが戻っていない。去年のよかったときの映像を見て、どういう風に打っていたかというのを見ています。そこでまた、見つけて元に戻れたらなと思います」と悩んでいた。

 ここ最近の打撃を見ていると、本来の打撃を取り戻しているように見える。自分の間合いで打てるようになっており、この日の試合前の打撃練習でも、タイミングをしっかり取って、力みも消え、レフトスタンドに何本も山口らしい打球が飛び込んでいた。

 試合では本塁打とはいかなかったが、1−1の5回一死二塁で迎えた第2打席、レフトへ勝ち越し適時打を放った。さらに7回の第3打席はセンター前に安打を放ち、3試合連続で複数安打。山口の状態がかなり上がっている。

◆ 荻野が2打点

 春季キャンプからレフトを守ることが多かった荻野貴司は、試合前練習でセンターを守り、この日の試合では『1番・センター』で先発出場した。

 試合中にはレフトを守る山口に、風の向きを見てポジショニングについて声をかける場面も見られた。打撃では2打席連続適時打を放ち、マルチ安打を達成した。

◆ 育成・森、2回をパーフェクト

 投手陣では、育成・森遼大朗の投球が光った。

 前回登板の3月17日に行われた巨人二軍との練習試合で1回を2失点だった森は、6回からマウンドに上がり、1イニング目を簡単に三者凡退に抑えると、2イニング目となった7回も打者3人をわずか9球、2回をパーフェクトに抑える好リリーフを見せた。

 3月18日の巨人二軍練習試合前の試合前練習では、全体練習後に小野晋吾二軍投手コーチが見守る中、変化球を交えながらキャッチボール。リリースポイントを小野コーチと確認する場面が見られ、その成果がこの日の投球に繋がったのではないだろうか。

◆ 楽天二軍練習試合の成績

【打撃成績】
(中) 荻野 4打数2安打2打点
中 三家 0打数0安打0打点
(右) 高部 4打数1安打
(三) 鳥谷 4打数1安打
走三 高浜 0打数0安打
(一) 井上 2打数0安打
一 細谷 2打数0安打
(指) 安田 3打数1安打
(二) 香月 3打数0安打
二 三木 0打数0安打
(左) 山口 3打数2安打1打点
(遊) 平沢 2打数1安打
(捕) 柿沼 2打数0安打
捕 江村 0打数0安打

【投手成績】
山本 4回1/3 2安打 3四死球 1三振 1失点
サントス 0回2/3 1安打 0四死球 1三振 0失点
森  2回 0安打 0四死球 2三振 0失点
永野 1回 3安打 0四死球 1三振 0失点
南  1回 1安打 1四死球 0三振 0失点

◆ 試合前練習&試合後の練習

 この日も一軍が福岡に遠征するということも関係しているのか、火曜日と水曜日に登板した先発ローテーション候補の石川歩、二木康太、岩下大輝、小島和哉といった先発陣がロッテ浦和球場の二軍練習に参加した。

 内竜也、原嵩、渡辺啓太がブルペン入り。渡辺は捕手を座らせて投げ、途中から志茂ブルペン捕手に右打席、左打席に立ってもらった。渡辺は投球練習を終えると、志茂ブルペン捕手に「打席に立ってくれてありがとう」と感謝の言葉を述べ、牽制練習に取り組んでいた。

 新人の横山陸人は全体練習が終わった後、ブルペンに入り変化球を交えて立ち投げで26球。横山の球を受けた志茂ブルペン捕手から「良いカーブ」、「ナイスボール。今のは良いよ」と投球練習する横山に声をかけていたのが印象的だった。

 また、試合後にはセカンドで先発出場し、5回の守備で失策した香月がセカンドの守備位置でノックを受けた。20球ノックを受けた後、香月の特守を見守った福浦二軍ヘッドコーチ兼打撃コーチから「ノーエラーで10球」という声が飛んでいた。

取材・文=岩下雄太