◆ 先発の山田大樹は4回2失点

 ヤクルトは22日、神宮球場で行われた阪神との練習試合に0−10で大敗。この日は6人の投手を継投して計10失点。高津臣吾監督の下、課題に挙げられている投手陣が炎上した。

 先発した山田大樹は、4回4安打2失点の内容。85球と球数も多く、高津監督は「自分のピッチングというものをもう1回見つめ直すというか、スタイルというのを忘れないで、どういうピッチングをしてここまで抑えてきたのかをしっかり理解しておいてほしい」と注文をつけた。

 それでも新指揮官は「先発ローテーションを競争している一人」として、山田を今後も先発で調整させる予定だ。昨季5勝(4敗)を挙げた左腕が今季、先発ローテの枠に食い込めるか今後の投球に注目だ。


◆ 2人のリリーバーが一軍に

 この日は、上半身のコンディション不良のため調整を続けてきた梅野雄吾が4番手として登板。一軍のマウンドは春季キャンプ中の楽天戦(2月19日)以来となり、1回を3安打3失点という結果に。それでも、昨季68試合に登板し、チームトップとなる28ホールドを記録した右腕が一軍に戻ってきたことは頼もしい。

 さらに、クローザー候補の石山泰稚も久々の一軍マウンド。2月29日に行われた巨人とのオープン戦(東京ドーム)以来の登板となり、オープン戦の防御率4.50と調子が上がらなかったが、この日は1回を1安打無失点に抑えた。

 高津監督は2人のリリーバーについて「すごく大事なリリーフの部分を握っている彼らなので、しっかりとシーズンに1イニングを任せられるように状態をもっていってほしいなと思います」と期待を込めた。

 前日21日の試合では、楽天から今季加入した嶋基宏が死球を受けて右手親指付近を骨折。豊富な経験とリード面で投手陣をけん引する役割が期待されていただけに、ベテラン捕手の離脱はチームにとって大きな痛手だ。

 24日からはビジターで練習試合が組まれているが、主力組も帯同する予定。4月10日以降に予定される開幕へ向け、チーム一丸となる。


取材・文=別府勉(べっぷ・つとむ)