【中日 伝統を背負って】エースナンバーを継ぐ野村亮介

【中日 伝統を背負って】エースナンバーを継ぐ野村亮介

入団3年目の野村は今季こそ初白星を拳げられるか

 杉下茂、権藤博、星野仙一、小松辰雄……。ドラゴンズのエースナンバーといえば「20」だろう。その輝かしい伝統と厳しい現実の狭間で野村亮介は苦しんでいる。

 2014年秋のドラフトで、三菱日立パワーシステムズ横浜から1位で指名された。187センチの長身から投げ下ろすストレートは将来のエース候補として大きな期待を集めた。「すごい投手が着けてきた番号なのでそれに負けないピッチャーになりたい」。そう語った入団会見から3年が経った8月6日現在で、いまだ勝ち星なし。その事実だけが重くのしかかる。

 何かきっかけをつかもうと、もがいている。昨オフ、股関節の柔軟性を高めるために、岩瀬仁紀や山井大介、田島慎二らが通う鳥取のトレーニング研究施設「ワールドウィング」に入門。「いろいろと投げる動きを教えてもらった。入団してから一番いい感じで入れている」。手応えをつかんで臨んだキャンプは一軍で完走。しかし、その後調子は上がらず、力みもあってフォームはばらばらに。再びイチから作り直している最中だ。

 チームは4年連続のBクラスに低迷。今季もBクラスが定位置となっている。その原因のひとつに、近年のドラフトの失敗も挙げられた。特に高卒選手を回避し、即戦力を期待して指名した15年入団の9選手は、軒並み苦戦。その象徴のようにドラフト1位がやり玉に挙がる。

「結果がすべての世界。言われても仕方ない」。腹はくくった。あとは、はい上がるだけだ。

写真=BBM

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