パ・リーグ6球団 2015年入団選手の出世頭は?

パ・リーグ6球団 2015年入団選手の出世頭は?

いまから5年前、2014年秋のドラフトで指名された選手で頭角を現している選手は誰か? ここではパ・リーグ6球団を見ていこう(記録は8月18日現在)。

東北楽天ゴールデンイーグルス



楽天・安樂智大

【2014年秋ドラフト】
1位・安樂智大(済美高)
2位・小野郁(西日本短大付高)
3位・福田将儀(中大)
4位・ルシアノ・フェルナンド(白鷗大)
5位・入野貴大(徳島インディゴソックス)
6位・加藤正志(JR東日本東北)
7位・伊東亮大(日本製紙石巻)

 この年は7人指名されているが、現在、球団に残っているのは1位の安楽智大、2位の小野郁、4位のフェルナンドのみ。本格派右腕として大きな期待を受けて入団したのが安楽だが、高卒5年目の今季も伸び悩んでいる。4月12日のソフトバンク戦(楽天生命パーク)で6回途中5安打2失点の投球を見せた。直球の球速はほとんど130キロ台後半と、最速157キロの「豪腕」というイメージとはほど遠かった。球速への欲求を封印したニュースタイルが注目されたが、以降は勝ち星から遠ざかり、5月5日を最後に一軍マウンドに上がっていない。期待の先発候補がその座に定着するのはいつになるか。

福岡ソフトバンクホークス



ソフトバンク・栗原陵矢

【2014年秋ドラフト】
1位・松本裕樹(盛岡大付高)
2位・栗原陵矢(春江工高)
3位・古澤勝吾(九州国際大付高)
4位・笠谷俊介(大分商高)
5位・島袋洋奨(中大)

 2015年の支配下入団5選手のうち、現在も支配下に残るのは松本裕樹、栗原陵矢、笠谷俊介(古澤勝吾、島袋洋奨は育成契約)。いずれも一軍でのポジション定着に向けてもがいており“出世頭”とは言い難いが、今季に限れば栗原陵矢がバットで成長の証を見せている。出場32試合のうち途中出場が27試合と少ないチャンスながら、今オフの自主トレで和田毅や中村晃からも太鼓判を押されたスイングで7打点。7月23日のロッテ戦(ヤフオクドーム)では代走で出場後に迎えた打席でプロ初ホームランを放った。現在は二軍調整中だが、二軍では本職・捕手の技術も磨き、いつか甲斐拓也の正捕手の座を脅かす存在へと期待がかかる。

北海道日本ハムファイターズ



日本ハム・有原航平

【2014年秋ドラフト】
1位・有原航平(早大)
2位・清水優心(九州国際大付高)
3位・淺間大基(横浜高)
4位・石川直也(山形中央高)
5位・瀬川隼郎(室蘭シャークス)
6位・立田将太(大和広陵高)
7位・高濱祐仁(横浜高)
8位・太田賢吾(川越工高)
9位・佐藤正尭(愛知啓成高)

 ルーキーイヤーから8勝をマークして新人王を獲得した有原航平。ドラフトで4球団が競合した即戦力右腕がプロでもその力を見せつけた。同期には清水優心、淺間大基らがおり、彼らの活躍にも刺激を受けながら先発ローテの柱としてリーグ屈指の右腕へと上り詰めた。昨シーズンはケガもあって3年連続の2ケタ勝利はならなかったが、迎えた2019年シーズンはエース復権とばかりにすでに自己最多の12勝。上沢直之がケガで今季絶望となった中でチームの絶対的な存在として屋台骨を支えている。目指すは自身初の最多勝のタイトル。優勝争い同様、千賀滉大(ソフトバンク)との最多勝争いも激しいデッドヒートが続くが、完全復活を遂げた背番号16がその手で栄冠をつかみとる。

埼玉西武ライオンズ



西武・外崎修汰

【2014年秋ドラフト】
1位・高橋光成(前橋育英高)
2位・佐野泰雄(平成国際大)
3位・外崎修汰(富士大)
4位・玉村祐典(敦賀気比高卒)
5位・山田遥楓(佐賀工高)

 この年のドラフトは西武にとって“豊作”だったといえよう。高橋光成、佐野泰雄、外崎修汰の上位3人は一軍で欠かせない戦力となっており、4位の玉村祐典は昨季限りでユニフォームを脱いだが、5位の山田遥楓は昨季プロ初安打を本塁打で飾り、2015年オフに育成から支配下に登録された戸川大輔も今季プロ初本塁打をマークした。そのなかでも出世頭はやはり外崎だろう。内外野守れるユーティリティー選手として17年に頭角を現し、今季は浅村栄斗が抜けたセカンドの穴を埋めている。長打力に走力もあり、首脳陣からの信頼は高い。使い勝手のいい選手として、来年開催される東京五輪での日本代表入りも期待されている。

千葉ロッテマリーンズ



ロッテ・中村奨吾

【2014年秋ドラフト】
1位・中村奨吾(早大)
2位・田中英祐(京大)
3位・岩下大輝(星稜高)
4位・寺嶋寛大(創価大)
5位・香月一也(大阪桐蔭高)
6位・宮崎敦次(広島国際学院大)
7位・脇本直人(健大高崎高)

 京大出身のドラ2右腕・田中英祐をはじめドラフトで指名された7選手のうちすでに4人は引退しているが、早大から1位で入団した中村奨吾がしっかりと主力に成長。昨季は全143試合に出場して打率.284、39盗塁をマークし、二塁でゴールデン・グラブを獲得した。今季は打撃不振に苦しんでいるが、ロッテの二塁はしばらく安泰だろう。故障離脱してしまったが、3位の岩下大輝は5年目にして先発ローテの座を勝ち取っており、5位の香月一也も長距離砲としての能力に着実に磨きがかかっている。

オリックス・バファローズ



オリックス・西野真弘

【2014年秋ドラフト】
1位・山崎福也(明大)
2位・宗佑磨(横浜隼人高)
3位・佐野皓大(大分高)
4位・高木伴(NTT東日本)
5位・齋藤綱記(北照高)
6位・坂寄晴一(JR東日本)
7位・西野真弘(JR東日本)
8位・小田裕也(日本生命)
9位・鈴木優(雪谷高)

 7位と下位ながら1年目から57試合に出場した西野真弘。一時、打率3割超で“隠れ首位打者”にもなった。同年ドラフトは山崎福也(1位)、宗佑磨(2位)と現在の一軍メンバーが並ぶも、入団時の期待以上とは言い難い。その中で2年目には好打を武器に全試合と期待以上の活躍を披露し、入団時の背番号39は2017年から1ケタの5に。今季は打撃に苦しみ度重なる二軍落ちも、8月に入ってから二番に座るケースが増。8月18日に右大腿二頭筋筋損傷で登録抹消もチームにとっての“痛手”となる存在になるまでに成長した。

写真=BBM


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