中日ドラフト1位・石川昂弥(東邦高)の取材で中日担当が感じたこと

中日ドラフト1位・石川昂弥(東邦高)の取材で中日担当が感じたこと

ドラフト前の取材に、照れながらも笑顔で応じてくれた石川昂弥

 中日担当だからか、東海地区のアマチュア選手の取材も行うことがある。東邦高の石川昂弥選手に、ドラフト会議を前にした「ドラフト展望号」用のインタビューをお願いした。

 取材のために東邦高にうかがったのが、10月2日のこと。校舎内の応接室前で石川を待っていると、一際大きな体格の学生が歩いてきた。撮影用に木製バットを持参してもらえるようお願いしていたのだが、バットを持って歩く姿は威風堂々。それでも「お待たせしました」と小さくお辞儀をする姿は、礼儀正しい高校生だった。初対面の記者に緊張感もあったのか、取材が始まったばかりのころは口数も少なかった。だが、インタビューカットの撮影場所を探すため、取材に同席してくれていた小嶋裕人野球部長と小誌カメラマンが席を外すと、徐々に石川の口は滑らかに。小嶋部長も「私がいないほうがよくしゃべるでしょう」とのちに言って笑っていた。

 記者が「ひょっとして……」と思ったのは、写真撮影中の一コマだった。小嶋部長が「一番最近で、地元の高校からドラフト1位で中日に行った選手は、誰でしたか」。恥ずかしながら中日担当の記者が考え込んでいると、代わりに石川が「鈴木翔太(静岡・聖隷クリストファー高)さんですよ」と即答してくれた。昨年の根尾昂は岐阜県出身とはいえ、大阪桐蔭高だから、“地元”の高校ではない。ドラフト前のため「12球団のどこに行きたいか」なんていう質問はしなかったが、このやり取りで「もしかして、石川選手は中日に行きたい気持ちがあるのでは」と、密かに期待した。

 当日はドラフト会議場の取材に行っていて、笑顔の石川に会うことはできなかったが、与田剛監督が「交渉権確定」と書かれたクジを引き当てる現場は目の当たりにすることができた。不思議な縁を感じた今年のドラフト会議。今度石川に会ったとき、取材当時の「本命」はどこだったのか、聞いてみたい。

文=依田真衣子 写真=宮原和也


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