野村氏とプレーした現役指揮官の年表。野村氏と重なるものだけを表示

 野村克也さんが亡くなった2月11日、ヤクルトの衣笠剛球団社長が話した言葉で、印象に残った言葉がある。「野村監督の教えを受けた人々が、今は12球団に散らばって指導者となっています」。確かに、ヤクルトの高津臣吾監督、池山隆寛二軍監督は、ともに野村氏の教え子である。そして現在、“監督”という肩書を持つ指導者だけでも、10人が野村氏の元でプレーした経験を持つ。

 以下が、野村氏の元で1年でもプレーした経験のある現役指揮官だ。(野村氏は1970〜77年に南海監督、90〜98年にヤクルト監督、99〜2001年に阪神監督、06〜09年に楽天監督)

辻発彦(西武監督)96〜99年ヤクルト
小川一夫(ソフトバンク二軍監督)73〜78年南海
三木肇(楽天監督)96〜07年ヤクルト
今岡真訪(ロッテ二軍監督)97〜09年阪神
栗山英樹(日本ハム監督)84〜90年ヤクルト
荒木大輔(日本ハム二軍監督)83〜95年ヤクルト
矢野燿大(阪神監督)98〜10年阪神
与田剛(中日監督)00年阪神
高津臣吾(ヤクルト監督)91〜03年ヤクルト
池山隆寛(ヤクルト二軍監督)84〜02年ヤクルト

 “監督”だけでこれだけいるのだから、当然コーチも含めるともっと多い。楽天時代の教え子で現役監督はいないが、昨季楽天監督を務めた平石洋介(現ソフトバンク打撃兼野手総合コーチ)は楽天時代の教え子である。

 選手として、そして監督として偉大な功績を残したことは周知のとおり。それと同時に、のちに指導者として「人の上に立つ」人材を育成してきたのだ。本当に偉大な方だったのだと、あらためて思わせられる。

文=依田真衣子