1999年に開幕11連勝を記録した中日・星野仙一監督

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で開幕が遅れている。6月に無観客試合での開幕が有力視されていたが、緊急事態宣言がさらに延期となれば、また修正が余儀なくされそうだ。

 試合数の減少によって、この特別な2020年シーズンは開幕ダッシュがより重みを増すのは間違いない。どのチームも例年以上にスタートから飛び出して、勢いをつけたいはずだ。

 ところで、プロ野球の開幕連勝記録というのは何連勝で、どの球団が記録しているのだろうか。答えは11連勝で、西鉄が1954年に、中日が1999年に記録している。

 1954年の西鉄は三原修監督の4年目。豊田泰光が二番に座り、中西太、大下弘、関口清治と続くクリーンアップは破壊力抜群だった。11試合の総得点は79。1試合平均にして7.18と、持ち味でもある打力を駆使しての11連勝だった。

 1999年の中日は第2次星野仙一政権の4年目、ナゴヤドーム3年目のシーズンで、この年から山田久志投手チーフコーチが加わり、12球団最強と言われた投手陣を前面に押し出しての11連勝。11試合の総失点は、わずか19。1試合平均で1.72だった。

 ただし、両チームとも「貯金11」と最高のスタートを切ったものの、シーズンを通して首位を守り続けたわけではない。西鉄は5月に毎日、9月に南海に首位を明け渡し、中日は6月に阪神に抜かれて2位に転落している。西鉄は最終的には2位南海と0.5差でのVだった。

 ちなみに開幕連敗記録は1979年の西武。所沢に移転して1年目のシーズン、引き分けを挟んでの12連敗。絶望的なスタートだったが、当時のパ・リーグは前期、後期と分かれており、それが救いだったか。2002年には千葉ロッテが開幕11連敗を喫している。

写真=BBM