球界を代表する選手たちを多く輩出している高校がある。大阪桐蔭、横浜、PL学園だ。PL学園と大阪桐蔭は大阪府にあり、PL学園は圧倒的な強さを誇っていたが、2000年代に入って下降線をたどるようになり、代わって高校野球の盟主の座を築いたのが大阪桐蔭だった。では、世代を超えて現役選手、OBで作ったチームで最も強いのはどこの学校だろうか。3校のラインアップを見るとタレントぞろいで甲乙つけがたい。


阪神・藤浪晋太郎

【大阪桐蔭】
1(遊)西岡剛(元ロッテほか)
3(中)根尾昂(中日)
3(二)浅村栄斗(楽天)
4(三)中村剛也(西武)
5(一)中田翔(日本ハム)
6(指)森友哉(西武)
7(右)平田良介(中日)
8(捕)岡田雅利(西武)
9(左)藤原恭大(ロッテ)
(投)今中慎二(中日)

(先発)藤浪晋太郎(阪神)
(先発)岩田稔(阪神)
(救援)川井貴志(元ロッテほか)
(救援)澤田圭佑(オリックス)

 甲子園で春夏合わせて8度の優勝を誇る高校野球界の横綱。スタメン9人のうちNPBの現役選手が8人を占め、平田、中田、浅村、中田、森ら球界を代表する選手が名を連ねる。根尾、藤原はプロでまだ実績がないが将来はチームの中心選手として期待される。復活が期待されるのは藤浪だ。潜在能力は申し分ないだけに、意地を見せてほしい。


西武・清原和博

【PL学園】
1(中)松井稼頭央(元西武ほか)
2(二)立浪和義(元中日)
3(右)福留孝介(阪神)
4(一)清原和博(元西武ほか)
5(指)加藤秀司(元阪急ほか)
6(左)新井宏昌(元近鉄ほか)
7(三)片岡篤史(元日本ハムほか)
8(捕)木戸克彦(元阪神)
9(遊)宮本慎也(元ヤクルト)
(投)桑田真澄(元巨人ほか)

(先発)前田健太(ツインズ)
(先発)野村弘樹(元横浜)
(先発)尾花高夫(元ヤクルト)
(救援)橋本清(元巨人ほか)
(救援)金石昭人(元広島ほか)
(一塁)小早川毅彦(元広島ほか)
(一塁)中川圭太(オリックス)
(二塁)今岡誠(元阪神ほか)
(三塁)今江敏晃(元ロッテほか)
(左翼)西田真二(元広島)
(右翼)サブロー(元ロッテほか)

 球史に名を刻んだOBを中心に質・量ともに大阪桐蔭、横浜を上回っていることは間違いない。スタメン9人のうち7人が名球会入りという豪華な陣容で、投手陣も桑田、前田を筆頭に各球団でエース、救援で活躍した選手がズラリ。甲子園春夏合わせて7度優勝、史上3位の96勝を挙げた名門校は2016年夏の大阪大会を最後に活動休止した。かつての王朝復活へ、野球部再開を期待する声は多い。


西武・松坂大輔

【横浜】
1(中)荒波翔(元DeNA)
2(捕)近藤健介(日本ハム)
3(左)鈴木尚典(元横浜)
4(指)筒香嘉智(レイズ)
5(右)多村仁志(元横浜ほか)
6(三)福田永将(中日)
7(一)愛甲猛 (元ロッテほか)
8(遊)阿部真宏(元近鉄ほか)
9(二)石川雄洋(DeNA)
(投)松坂大輔(西武)

(先発)涌井秀章(楽天)
(先発)柳裕也(中日)
(先発)成瀬善久(元ロッテほか)
(先発)高橋建(元広島ほか)
(救援)横山道哉(元横浜ほか)
(一塁)後藤武敏(元西武ほか)
(右翼)斉藤宜之(元巨人ほか)
(左翼)小池正晃(元横浜ほか)

 甲子園5度の優勝を誇る東の横綱。神奈川は東海大相模、桐光学園、桐蔭学園など強豪校がひしめく激戦区だけに、数字以上の価値がある。横浜高の特色は好投手を次々に輩出していること。1998年春夏連覇を達成し、プロでも1年目から3年連続最多勝利をマークした松坂を筆頭に涌井、成瀬、柳と各球団のエースとして稼働。打線も長距離砲・筒香、多村、安打製造機の鈴木尚、近藤らタレントが並ぶ。

写真=BBM