開幕から3カードを終え、打率.314と安定した成績を残す巨人の坂本勇人

 6月19日に開幕したプロ野球は、28日時点で3カード(セ・リーグ)が終了した。無観客開催で、120試合制など今季限りの特別ルールが採用され、例年とは異なるペナントレースとなっているが、いつもと変わらない熱戦が各地で繰り広げられている。

 開幕戦で阪神に3対2で勝利し、12球団最速で通算6000勝に到達した巨人は、9試合を終えて6勝2敗1分けと好スタート。新型コロナウイルス感染のため直前まで10日間の入院生活を送り、短い準備期間で開幕を迎えたキャプテンの坂本勇人も、9試合で11安打、打率.314と元気な姿を見せている。

 今年の12月14日で32歳となる坂本だが、球団6000勝を機に記録を整理していると、打撃成績のさまざまな項目で球団10位以内(巨人在籍時のみの記録)に食い込んでいることにあらためて驚かされた。

 まず、通算2000安打まで残り105としている安打数は1895安打で第6位。坂本よりも上位のメンバーを見てみると、5位=柴田勲(2018安打)、4位=阿部慎之助(2132安打)、3位=川上哲治(2351安打)、2位=長嶋茂雄(2471安打)、1位=王貞治(2786安打)と“レジェンド”ぞろいだ。

 ほかにも打率(3000打数以上)ではこれからも増減はあるものの、現時点では.293で8位につけ(1位は与那嶺要の.316)、増えていくだけの項目では、例えば本塁打は224本で5位=松井秀喜(332本)、6位=高橋由伸(321本)に次ぐ7位(1位はもちろん、王の868本)。806打点は7位の松井秀喜(889打点)に次ぐ8位に位置している(1位は王の2170打点)。

 出場試合数でも1679試合で10位とトップ10入り。9位=原辰徳(現監督)の1697試合は目前で、8位=川相昌弘の1709試合を超えるのも時間の問題だろう。

 高卒2年目の2008年にレギュラーポジションをつかみ、以降、現在まで不動の遊撃手。打ってもシーズン打率3割超を5度記録(16年は.344で首位打者)するなど、日本球界屈指の好打者でもある。まだ31歳。果たして、どこまで記録を伸ばすのだろうか。

文=坂本 匠 写真=小山真司