9月8日のオリックス戦で8回までノーヒットノーランを続けた高橋光(球団提供)

 1年間で最も印象に残るプレーを選出する「メットライフ生命年間ベストプレー賞」。未曾有のシーズンとして迎えた2020年だったが、今年も随所に熱いプレーを見ることができた。今回、同賞にノミネートされたのは以下の5つのプレーだ。

 まずは、8月19日のオリックス戦。「小学生以来です。サードを回った瞬間に間に合うのかな? と思っていました。タイミングはアウトでしたが(笑)」と白い歯をこぼした外崎修汰のランニングホームランだ。9回二死三塁、1対1の同点で迎えたチャンスだった。変化球にうまく合わせてさばいた打球はセンターの前で弾み、打球が転々と外野フェンスまで行く間に一気にホームを陥れた外崎。シュアな打撃、俊足、ガッツ……そんな背番号5の魅力がふんだんに詰まった“17秒間”が年間賞に名乗りを上げた。

 そして2つ目は、8月27日の北海道日本ハム戦。終盤に逆転を許し、1点ビハインドで迎えた9回裏。一死満塁のチャンスから山川穂高が放った逆転サヨナラ2点適時打のシーンだ。ベンチでは、途中からマスクをかぶって逆転を許し、責任を背負い込んでいた森友哉がその一打に安堵の涙を流したことは多くの反響を呼んだシーンだったが、堂々のノミネートを果たした。

 その3日後、チームが再び1つにまとまったことが象徴されるような試合だったのは、同月30日の東北楽天戦。0対2と敗色濃厚で迎えた9回二死、一、二塁。カウントは2ストライクとまさに“土壇場”で飛び出したのがメヒアの逆転3ランホームランだった。1試合でチームの流れが変わってしまうことが多かった2020シーズン。年間を通して、このホームランがチームにもたらす意味は大きかった。自らが「メヒアさまさまや」と絶叫したこの一発も文句なしのノミネートだろう。

 そして、その約1週間後。背番号13がメットライフドームで快挙を成し遂げようとしていた。9月8日のオリックス戦。スコアボードに並び続ける「0」とH(ヒット)を表示する枠に光り続ける「0」が次第に球場内のざわつきを大きくした。惜しくも9回の先頭打者に安打を許したが、その後は落ち込むことなく完封勝利を挙げたことを西口文也投手コーチも評価。高橋光成の「ノーヒットノーラン未遂」もノミネートされた。

 最後は10月24日の福岡ソフトバンク戦。チームはクライマックスシリーズ(CS)進出に向けて1戦も落とせない戦いを続けている最中だった。0対1とリードを許して迎えた8回表。打席に入った中村剛也が一死満塁のチャンスからバット一閃、完璧にとらえた打球は左中間スタンドに消えた。チームに大きな希望を与えるこの一発があったからこそ、一時はCS進出圏内まで9ゲーム差から、最終盤まで死闘を演じることができただろう。「変に意識しないで打てる球なら打とうという意識」と淡々に振り返った自身21本目の満塁弾は今年のライオンズのハイライトの1つ。文句なしのノミネートだ。

 2020年はライオンズファンにとって悔しいシーズンになってしまったが、振り返ると胸が熱くなるシーンも数多くあった。ぜひ今年の振り返りに、ファンの皆さんが心を打たれたシーンを投票してみてはいかがだろうか。賞金100万円の行方を占うのは、ファンの皆さんだ。投票はメットライフ生命キャンペーンページから行える。

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