◆バトラーがNBAを代表するスコアラーについて言及

 今季マイアミ・ヒートへ移籍したジミー・バトラー。オフェンスでは勝負どころでクラッチショットを沈め、ディフェンスではマッチアップした相手を苦しめるなど、リーグを代表するスターであり、攻守に優れたツーウェイプレーヤーだ。また情熱的で競争心溢れる性格で、好調のヒートでリーダーシップを存分に発揮している。

 現在30歳でキャリア9シーズン目を迎えているバトラー。これまで多くの選手たちとしのぎを削ってきた中で、特に手強い相手だったという5人の選手に関して、『The Players Tribune』にて長文のエッセイを投稿している。彼はレブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)、カイリー・アービング(ブルックリン・ネッツ)、ステフィン・カリー(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)、ケビン・デュラント(ネッツ)、ジェームズ・ハーデン(ヒューストン・ロケッツ)の5名をピックアップしている。

 そのエッセイの中で1つ興味深いパートが存在する。それはハーデンと健康体のデュラントなら、どちらが上かについて言及している部分だ。バトラーは「様々な人たちへ、今リーグでもっとも止められない選手は誰かという質問をした時に、おそらくは健康体のKD(ケビン・デュラント)とジェームズの二択になるだろう。でも僕が答えるなら、ジェームズ・ハーデンに軍配が上がる」と答えている。

 バトラーはハーデンを選んだ理由として、「ステップバック、フローター、ユーロステップ。彼は多くのバリエーションを持っていて、タフショットの数々をいつも決めてきた」とコメント。「彼はオフシーズンに、片足でシューティング、ステップバック、サイドステップといったように、新しい技を作り出している」と、クリエイティブなスコアラーであるハーデンのスタイルを高く評価している。

 ハーデンとデュラントはお互いタイプの異なるスコアラーで、歴史に名を残すであろうプレーヤーだ。デュラントはミスマッチを巧みに利用して効果的にポストアップをし、相手に致命傷を負わせるプルアップジャンパーは驚異的だ。またハーデンは独特なステップと様々なスキルを複合させてディフェンスを狂わせ、その一瞬の隙をついたステップバックはもはや止められない。現役の選手である2人であるが、ほかの選手やファンはどちらがアンストッパブルであると答えるのだろう。