◆デイビスの守備力をシモンズは高く評価

 現代バスケットではマークマンのスイッチからサイズや平面のスピード、フィジカル面などさまざまなミスマッチを意図的に起こし、マッチアップ時の相手の弱点を突いたオフェンスの優位性が重要視される。その一環として、近年ではスピードやスキルのあるガードが、平面における機敏な動きが弱点であるビックマンにスイッチさせ、ドライブやジャンパーを成功させる戦い方も存在する。

 このようにマッチアップの流動性が高まり、スイッチしてもポジション関係なく相手を守れるオールラウンドなビックマンの重要性について、ベン・シモンズ(フィラデルフィア・セブンティシクサーズ)が言及した。『Deseret News』が報じている。シモンズは過去2年連続でNBA最優秀守備選手賞を受賞したユタ・ジャズのルディ・ゴベールよりも、ロサンゼルス・レイカーズのアンソニー・デイビスのディフェンスが上である考えを、以下のように示している。

「僕はデイビスに注目していて、彼はゴベールよりも優れたディフェンダーだと思う。時に彼はガードを守ることができるからね。バスケットをプレーしていると、1番から5番ポジションまで守れる選手を注目するんだ。すべてのポジションを守れないなら、ベストディフェンダーの1人とは呼べないさ」

 リーグを代表するディフェンダーの1人であるゴベールは、ゴール下でのブロックショットなど、インサイドで存在感を発揮する伝統的なスタイルの持ち主である。しかしシモンズは、主にペイント内でこそ実力を発揮するゴベールよりも、ビックマンのテリトリーであるペイントから離れ、ガードともマッチアップできるデイビスを評価した。今季デイビスもブロックショットでハイライトプレーは残しているが、加えて彼の守備範囲の広さというのは、相手にとってはまた1つ大きな脅威なのだろう。