◆新天地で活躍するドラモンド

 今シーズン、2012−13シーズンから所属し続けていたデトロイト・ピストンズから、クリーブランド・キャバリアーズへトレードされたアンドレ・ドラモンド。ルーキー時代から今までプレーしていた球団から、事前の連絡なしにトレードが成立してしまったことに当初は「誠実さもない」と、激しい怒りを抱えていた。

 キャリア2年目以降は、常にレギュラーシーズンで平均ダブルダブルを記録してきたドラモンド。ピストンズへ忠誠を誓い、チームの勝利のためにすべてを捧げていた彼にとっては非常にショックだったことだろう。しかしキャブズ移籍後もスターターを務め、その8試合で平均17.5得点11.1リバウンド1.8アシスト1.5スティール1.4ブロックをマークし、平均ダブルダブルは健在だ。

『Bleacher Report』によれば、ドラモンドはトレード成立後の現在の思いを打ち明けたそうだ。「これは人生における新たなチャプターで、アジャストしていかなきゃいけない。僕にとっては新しい経験なんだ。今までトレードされたことはなかったけれど、ここまでの移り変わりは素晴らしいね」と、現状について冷静にコメントしている。

 また今季終了後にはプレーヤーオプションを保持しており、これを破棄すれば制限なしフリーエージェントになることができる。さらなる他球団への移籍やキャブズとの再契約など、さまざまなシナリオが予想されるが、「今僕が集中していることは、健康であること。クリーブランドにいることは好きだし、その時がやってきたら決断を形にしたい」と、ドラモンドは語っている。

 今回のトレード成立直後は、ドラモンドとしては非常にやるせない気持ちに陥っていたかもしれない。それでも、過去に2回のオールスター選出、3回のリバウンド王に輝くなど素晴らしい実績を誇る26歳の彼が、今後どのような活躍をしていくか注目していきたい。