◆「このリハビリのプロセスと、1年以上付き合ってきたケガによって、私が引退について考えることは避けられない」とスペインの新聞へ告白

 NBAキャリア18年を誇るビッグマン、パウ・ガソルは昨夏フリーエージェント(FA)としてポートランド・トレイルブレイザーズと1年契約を結んだ。

 ところが、1年以上、足のケガに悩まされている39歳の大ベテランは、昨年11月21日(現地時間20日、日付は以下同)にブレイザーズから解雇され、今季はコーチングスタッフとして過ごすと共に、足のケガのリハビリに努めている。

 ガソルは以前、東京オリンピック2020でスペイン代表としてプレーすることを望んでいると明かしていたのだが、新型コロナウイルスの感染防止のためNBAはシーズン中断、オリンピックも延期になる可能性が浮上しており、自身のキャリアが終わりを迎えようとしていると感じているようだ。

「このリハビリのプロセスと、1年以上付き合ってきたケガによって、私が引退について考えることは避けられないね。あと数か月で40歳になるわけだから、(引退が)私の頭の中にあることは間違いない」

 24日にスペインのマドリードを拠点とする新聞『El País』のインタビューでそう語ったガソル。今年7月6日に40歳を迎えるビッグマンにとって、東京オリンピックは一つの節目として捉えていた可能性がある。それにブレイザーズという新たな環境でプレーすることを目標にリハビリへ取り組んでいたものの、回復まで時間がかかっており、ガソルはどこかで自身の身体に限界を感じていたのかもしれない。

 スペイン出身のガソルは2002年に新人王を獲得した万能型ビッグマン。これまでのキャリアでオールスターに6度、オールNBAチームに4度選ばれたほか、2008年2月に加入したロサンゼルス・レイカーズではコービー・ブライアント(元レイカーズ)らと共に2度のNBAチャンピオンに輝いた実績を誇る。

 国際大会における実績もふまえて、現時点で現役を引退したとしても近い将来のバスケットボール殿堂入りはほぼ確実だろう。ガソルが今後どんな決断を下すのかは気になるところだ。