Bリーグは10日、「B.LEAGUE AWARD SHOW 2019−20」をオンラインで開催し、レギュラーシーズン最優秀選手(MVP)にアルバルク東京の田中大貴を選出。同選手は4年連続でベスト5に輝いているが、初めて栄冠を獲得した。

 アワード終了後にオンラインでの記者会見に臨んだ田中は「アルバルク東京の林邦彦社長をはじめ、フロント、スタッフ、ルカ・パヴィチェヴィッチヘッドコーチ、そしてコーティングスタッフ、サポートスタッフ、チームメートのおかげです。素晴らしい組織の中でプレーできていることに感謝しています」と喜びを隠さなかった。

 昨夏、中国で行われたFIBAワールドカップで日本代表は全敗という結果に終わり、世界との差を感じて臨んだ今シーズンだった。「Bリーグで戦っていても、頭の中ではW杯であったり、その後開催される東京2020オリンピックを意識していました。ここからチャンピオンシップに向けてさらにレベルを上げていくところでシーズンが終わってしまいましたが、メンタルとフィジカルの面で成長はできていると思いました」とレベルアップを感じられたという。

 オフェンスだけでなくディフェンスを含めてオールラウンドなプレーが田中の特徴だ。「全ての面で高いレベルでプレーしたいと思っています。その中でディフェンスはプライドを持ってプレーしている部分ですが、それに対して評価されたのならうれしいです」と笑顔を見せた。

 セレモニーではレギュラーシーズンMVPを受賞しても満足できないと語っていたが、「一番は世界の舞台で男子代表が勝つところを皆さんに見てもらいたいと思います。W杯に出場して1つステップを上げられたと思いますが、まだまだ未熟です。これからの世代につながていくためにも結果を出すことが大事です」と今後への抱負を語った田中。「オリンピックが行われることになっている来年には29、30歳になります。代表チームの中でもリーダーシップを発揮できるようになりたい」とこれまで以上にMVPとしてのプライドを持って周囲を牽引するつもりだ。