飯塚高史の引退試合で天山の想いは届かず!無人のリングで引退式が実施され場内困惑!アイアンフィンガーフロムヘルをタイチが継承?!

飯塚高史の引退試合で天山の想いは届かず!無人のリングで引退式が実施され場内困惑!アイアンフィンガーフロムヘルをタイチが継承?!

 21日、東京都・後楽園ホールにて新日本プロレス『NEW JAPAN ROAD 〜飯塚高史引退記念大会〜』が行われた。

 この日引退する飯塚高史は、新日本プロレスで1986年にデビュー。恵まれた体格とサンボの技術を活かした関節技やブリザードスープレックスを持ち味に闘い、若手時代には新日本プロレスの名を背負って異種格闘技戦に参戦。野上彰(現:AKIRA)とのタッグ“J.J.ジャックス”でも活躍し、新日本マットで長らく影で常に存在感を放つ仕事人として活躍。因縁ある村上和成を沈めた“魔性のスリーパー”がその代名詞となっていた。
 そして、2008年にはヒールユニット“G.B.H”から追放され襲撃を受ける天山広吉を飯塚は身を挺して救出し天山との“友情タッグ”を結成するが、その後間もなく天山を裏切って自らがG.B.Hへ加入。それからの飯塚は徐々に理性を失っていき、人語を発すること無く獣のように暴れ狂うクレイジー坊主と化してしまっていた。
 それからの飯塚はCHAOS、鈴木軍とヒールユニットを渡り歩き、現在の代名詞であるアイアンフィンガー・フロム・ヘル等での凶器攻撃を武器に暴れまわっていたが、今年1月に突如引退を表明。
 これに対し、かつて飯塚と友情を育んだ天山が奮起。引退前に本来の飯塚を取り戻すべく、試合中に飯塚へかつての友情を叫ぶ熱い説得を試みたり、等々力渓谷の祠に封印されたと言われる“鎖で繋がれた謎の黒い箱”に入った飯塚の心を求めて等々力渓谷を探索したりと献身的な努力を重ねるが、決定的な成果は得られぬまま引退試合当日を迎えていた。

 井上亘と野上慎平アナが登場して試合の始まりを告げると、客席で暴れて入場した飯塚は野上アナを襲撃しシャツを破いていく。
 試合では、ゴング前に飯塚を説得にかかる天山を飯塚が奇襲して開始。天山が想いをぶつけるかのようにモンゴリアンチョップを放っていくが、飯塚に気を取られすぎた天山が鈴木軍に袋叩きにされる展開となり、飯塚とみのるが同時に天山の指に噛み付く連携反則攻撃も見せる。
 その後、矢野とタイチがコーナーマットを巡る攻防で渡り合い、オカダが飯塚にレインメーカーを狙うが、これをスリーパーで切り返してからビクトル式膝十字固めへ移行したり、飯塚はブリザード/スープレックスを狙ったりと昔の飯塚の片鱗を見せる。
 再び天山と飯塚のマッチアップとなり、天山が突っ込んでいくが、鈴木軍の連携攻撃を食らい、飯塚がアイアン・フィンガー・フロム・ヘルを振りかぶる。しかし、天山は飯塚の正面に立ちはだかり飯塚を説得。飯塚は右手を押さえて苦しむが、正気を抑えて地獄突き。しかし、天山がこれを回避すると矢野が急所打ち、オカダがツームストンパイルドライバーでアシスト。続けてコーナートップからダイビングヘッドバッドを見舞った天山は友情タッグTシャツを飯塚の胸にかけ、ムーンサルトプレスを投下。これで3カウントを奪い、天山は飯塚をしっかりと抱きしめた。

 天山は友情タッグのTシャツを突きつけながら飯塚に握手を求める。大・飯塚コールに悶え苦しむ飯塚は一度は天山の手を握るが、即座に再び狂気に支配され、天山に噛み付き攻撃。さらに鈴木軍の面々が乱入し天山らを袋叩きに。
 飯塚は暴れ狂いながら会場を後にし、タイチが「おい飯塚、飯塚待てこの野郎!ほんとに引退するのかどうなんだよ。最後ぐらい自分の口ではっきり言えこの野郎!」と叫ぶが飯塚は戻らず、みのるが強引に10カウントゴングを打ち鳴らして会場を後に。リングアナにより無人のリングで飯塚の引退コールが行われる。
 観客は動揺しながらも大・飯塚コールを贈るものの、飯塚が現れることはなくそのまま大会は終わった。

 試合後、天山は「今日見たでしょ?昔の飯塚のスリーパーやらブリザードやら!あんないいもん持ってんねん!もったいない!もう1回、もう1回夢見たかった。飯塚高史ともう1度、プロレスに友情があるのかどうか……。最後に大どんでん返しを待ってたけど、上手いこといかないッス。あんだけ、あんだけ誘ってもアカンねん!まあ、今日で飯塚高史は最後。引退。どんな形であれ引退したんやから、もう二度と俺の前に姿現すなよ。まさか、どっかで闇討ちするようなことはないやろうけど、次に現れるときには元の飯塚に戻って欲しいね。だったら、だったらもう1回でも何回でもやってやる!」と行き場のない悲しみと怒りを叫ぶが、最後は「とにかく、33年ですか、まだまだ全然行けると思うのにね。これで終わってしまうのは残念やと思います。まあ、彼の生きざまを思う存分見せてもらいました、ご苦労様でした。ありがとうございました」と深々と頭を下げた。

 飯塚がリングに置いていったアイアンフィンガーを大切に持ち帰ったタイチは、「もしかして、俺と天山が探してた飯塚の心っちゅうのは……」と呟きながらアイアンフィンガーを見つめ、「これは俺がもらうよ。いつでも俺が持ってるからよ、これを嵌めたくなったら俺のところに来いよ。戻ってこいでも復帰でもねぇ。いつでも入ってこいよ。あん時の札幌みたいによ。かっこよかったぞ。待ってるぜ」と言い残し、会場を後にした。


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