5日、全日本プロレスTVにて、無観客試合『全日本プロレス中継 2020 〜そして、闘いはつづく〜』が配信された。

 全日本プロレスは、新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大防止による興行自粛の状況を打破すべく、4月6日に団体初となる無観客試合の生配信を実施。そして4月30日よりプロレス専門チャンネル『サムライTV』でのTVマッチを、5月5日からは独自配信プラットフォーム『全日本プロレスTV』でのTVマッチシリーズを開始している。

 無観客試合とはいえ、前回のTVマッチでは“ヤンキー二丁拳銃”宮本裕向&木高イサミvs宮原健斗&フランシスコ・アキラのアジアタッグ選手権試合が、今大会では“暴走大巨人”諏訪魔&石川修司vs宮原健斗&ヨシタツの世界タッグ選手権試合が行われるなど通常の大会と同等の豪華なカードが揃う大会となっている。

 そしてこの日は、秋山準と黒潮“イケメン”二郎がタッグを組み、大森隆男&ブラックめんそーれと対戦。
 イケメンは海外に戦場を移すべく昨年7月には上海でWWEのトライアウトを受け、今年から活動拠点をアメリカに移すことを発表していたものの、先月「渡航難民となりました。今は身動き取れない状態でアメリカに行けない。僕に今できることは日本で試合をすること」と海外行きの延期を発表。日本では全日本プロレスを主戦場とすることを仄めかしていた。
 また、秋山も今年3月にはパフォーマンスセンターのゲストコーチとして招聘され5月に渡米することが発表されていたもののこれも延期となっており、奇しくも両者は縁あるタッグを結成したことになる。

 試合前にイケメンは自らのスイカ柄のジャケットと同じ生地で作ってきたマスクを秋山にプレゼント。秋山は呆れた表情を見せるものの、いざ入場時にはイケメンとお揃いのマスクを装着し、花道を一旦引き返したりリングインした後すぐに場外に出たりとイケメンの入場をオマージュするなどこれを気に入った様子。
 試合が始まると秋山が誤ってめんそーれのマスクを剥いでしまい一度は失格負けになったり、めんそーれとイケメンが互いの武器であるジャケットとアームカバーを交換する形で戦ったりと明るく楽しい雰囲気で行われ、最後はイケメンサルトを決めて秋山&イケメンが勝利。
 この試合を見届けた解説のイザナギ(丸山敦)は「これは脱帽ですわ。全体的にスペル・デルフィン臭がする。ええもん見ましたわ」と最上の賛辞を送った。

 和気あいあいと話しながらバックステージに現れた秋山とイケメンだったが、イケメンは「今日秋山さんと組んでてめちゃめちゃ楽しかったし、試合中にあることに気付いたんですよ。“準”、そして“二郎”……なんかできますねぇ、これ。WJ!」と秋山と自身の名のイニシャルから取ったタッグ名を提案。
 秋山は少し言葉に詰まってから「あんまりいいイメージないなあこれ。大丈夫かあ、WJって(笑)」と苦笑するも、タッグを熱望するイケメンと握手を交わし、今後の可能性を示唆した。

 次回のTVマッチ『全日本プロレス2020〜約束の世界ジュニア〜』は、全日本プロレスTVにて5月16日に配信される予定となっており、本来4月11日に行われるはずであった【王者】横須賀ススムvs【挑戦者】佐藤光留の世界ジュニア選手権試合が行われる模様だ。