6月30日、都内某所のライブバーでハードコア無観客配信フェス『Digital Miyacoco FES Vol.7〜ハードコア編〜』が開催された。
 この大会はツイキャスプレミア配信の2000円デジタルチケット購入者へ全国配信された他、2週間はアーカイブを購入することにより見ることが可能となっている。

 まずは前説で崖のふち女子プロレス代表の松本都とオーナー代理の一般人・澤宗紀が登場するが、この大会が崖のふちとは全く関係ない都個人主催のイベントであると発覚し、澤はなぜ呼ばれたのか困惑。貯金を切り崩してイベントを主催したという都は「今日は犯罪犯しますよ!俺が法律なんで!今日のテーマは80年代の新宿ロフトとかハードコア・パンクの世界みたいなのをやりたかったんです。ダンプカーでライブハウスぶっ壊したりアーティストとお客さんが乱闘したりしていた世界をプロレスで再現したいと思います!暴力的な過激なフェスをやります!」と不穏な宣言を行う。

 すると都はDJ Miyacocoに変身しDJプレイを始めるかと思いきや、曲を鳴らすと各選手が登場して歌うカラオケ大会へ。普段とは違う各選手の歌う姿にこれはこれでレアな空間が繰り広げられるが、ゲストライブの出番が近づいてくるとだんだんと配信カメラが不具合を起こし始める。
 特別ゲストとしてライブを行う十四代目トイレの花子さんは、パンクレーベル『殺害塩化ビニール』の社長で暗黒プロレス組織666を主催していたクレイジーSKBを信奉する首切り自殺した小学生の妖怪アイドル。その花子さんが会場に現れ配信カメラの横で待機をし始めると、何故か配信で音が聞こえなくなる。スマホに切り替えて配信継続を試みるが、花子さんがライブの準備をしようとカメラに見切れた途端に配信がストップしてしまう。
 会場が慌ただしくなる中、澤宗紀が一人で必死に場をトークで繋ぎ、ギターを演奏しながら生歌を披露。別のスマホでも不具合を起こしていたが、15分ほどしてなんとかiPadからの配信で復活する。

 改めて会場に現れた花子さんは、一息つこうとしていた澤宗紀を客席最前列に強引に正座させると「目を逸らすな」と瞳孔が開いた目でお願い。困惑しながらも無観客のなかたった一人で必死にライブを見つめていた澤だったが、花子さんがフロアに乱入して澤をハリセンで叩きながら「脱げ!脱げ!」と服を脱がそうとすると、澤はキャッチかナンパを振りほどくような迷惑そうな抵抗をする。それでも脱ぐことを強要しようとした花子さんだったが、澤は憮然たる面持ちで立ち上がると無言で会場をあとにする。
 花子さんはその後も『出禁アイドル』の二つ名の通り、地上波では完全に放送禁止な不謹慎ライブを継続し、最後に父の自慰行為を見てしまった時の実体験を曲にしたライブでM男を召喚すると、そのM男を使ってラーメンを制作しライブを終えた。

 ラーメンの残骸でぐちゃぐちゃになった会場を掃除し、ついに葛西純&松本都vsドリュー・パーカー&山下りなによるエニウェア・ハードコア・トルネードマッチがスタート。
 開始後すぐにドリューがタッカーを持ち出し、葛西の額や腕にチラシを留めていく。葛西はこれを奪うとドリューの股間にタッカーでチラシを貼り付け、山下の肩にもタッカーを打ち込み山下は悲鳴をあげる。この痛みをごまかすように山下はイスで都を痛めつけていくも、葛西がカットし場外戦へ。ライブバーのスタッフと通行人が困惑するなか、都は突然「夏だから!」と花火に着火すると敵味方問わずに燃やし阿鼻叫喚に。
 色々あってなんとか会場に戻ると、ドリューが葛西の額に竹串の花を咲かせ、山下が都にイスをもたせてトラースキックでぶち抜きフォールも2。トドメとばかりにダイナマイト関西直伝のスプラッシュマウンテンを狙うが、これを葛西がギターショットでカットし、ふらつく山下を都がみやここクラッチで捕らえて3カウントを奪った。

 試合後、葛西は「10年組んでるけど、プロレスラーとして成長したな」と都を評価し、都は「絶対にこのカードをもう一度お客さんがいる前でやる!」と再戦を宣言。ドリューと山下も「もう一回やりたい」と呼応し、最後はノーサイドで『リンダリンダ』を合唱しくんずほぐれつの状態で笑顔でポーズを決めた・・・が、配信カメラより前にライブバーのおばちゃんが前に出て撮影を始めたため配信カメラが全体を映すことができず、写真撮影もできないまま都たちは満足そうに会場をあとにした。

 8月9日のアイスリボン横浜文化体育館大会で『王者がルールを決められるなんでもあり』の新設王座『Fantast ICE』初代王者決定戦を世羅りさ相手に行う山下りなが、『なんでもあり』を体現する松本都にフォール負けするというまさかの事態が起き、スタートから試合結果まであらゆる意味で事故が起きたこのイベント。
 このイベントの無修正動画は2週間でこの世から消滅する予定だ。

『Digital Miyacoco FES Vol.7〜ハードコア編〜』
日程:6:30(火)
開始:19:30
※無観客、ツイキャスプレミア配信

▼BARプロレス・ハードコア・エニウェア・トルネードルールスペシャルタッグマッチ 時間無制限1本勝負
葛西純(FREEDOMS)/○松本都(崖のふち女子)
16分22秒 みやここクラッチ
ドリュー・パーカー(大日本)/●山下りな(フリー)

<ライブアクト>
・十四代目トイレの花子さん
・DJ Miyacoco