15日、東京都・後楽園ホールにてDRAGON GATE『HOPEFUL GATE 2020』が行われた。

 

 DRAGON GATEでは昨今の新型コロナウイルス流行という時勢を鑑みて各大会を中止にしており、3月1日の大阪大会を最後に無観客試合配信へと移行。毎年恒例となっているDRAGON GATEのシングルNo.1決定戦『KING OF GATE 2020』などの大会シリーズを5月から6月にかけて公式動画配信サービス『DRAGONGATE NETWORK』にて無観客大会として配信してきた。

 

 今月4日の京都大会より有観客試合が復活し、この日は2月7日以来約5ヶ月ぶりの後楽園ホール大会。

 ソーシャルディスタンスに配慮して観客数を減らした席配置や、いつもと違った照明演出、観衆も大きな声を出さずに手拍子・足拍子などでの応援という会場風景。そして試合でも選手たちは客席にまでなだれ込む場外乱闘を控え、場外への飛び技もこの日は誰も繰り出さないという、選手とファンが協力して安全を作り出した大会となった。

 

 この日はダークマッチを含む全7試合が行われ、メインイベントでは“闘龍門vsDRAGON GATE”として、吉野正人&近藤修司&ドラゴン・キッド&横須賀ススムvsYAMATO&KAI&Ben-K&ストロングマシーン・Jの8人タッグマッチが実施。

 試合が始まると勢いに乗るDRAGON GATE軍がキッドを集中攻撃し、巧みな連携やカットで終盤までイニシアチブを握り続ける。しかし、今月より闘龍門世代に合流していた近藤が大暴れして4人を蹴散らすと闘龍門世代もそれぞれの必殺技を繰り出していき両軍互角となったリング上では8人が入り乱れる混戦に。

 最後は吉野とKAIに勝負が託され、吉野のチョップ連打を受けきったKAIがトラースキック、延髄斬り、パワーボム、メテオインパクトと大技を畳み掛けて吉野から3カウントを奪った。

 

 しかし、試合後にR・E・DのEita、B×Bハルク、ビッグR清水が乱入し、吉野、YAMATO、KAIを暴行。

 これに激怒した八木隆行本部長がリングに上がると、「またくだらねえ乱闘しやがって!またお前ら6人か!お前らは自粛期間前最後の大阪大会でもタイトルマッチぶち壊してんじゃねえか!いい加減にしろ!そんときのケジメ、キッチリ付けてもらう。お前らに完全決着の場を用意してやる!9月21日、大田区総合体育館。お前ら6人には金網に入ってもらう!」と久々の金網戦の開催を宣言。

 さらに、8月の後楽園ホール大会ではこの6人の6WAYシングルマッチの実施を宣言し、「この試合は金網に入る上でかなり重要な試合になる。この試合の勝敗いかんでは金網マッチが有利に進むかもしれないな」と詳細は伏せつつ、なんらかの仕掛けを用意していることを匂わせた。

 

 そして今年中での引退を控えている吉野は金網戦という大一番を前に「(大会も)再開したことやし、俺には怖いもん無い。このリングで最後までやり切るだけや。どんなリスクでも背負って俺がその金網マッチ生き残ろうやないか」と不敵に笑った。