9日、神奈川県・横浜文化体育館にて『アイスリボン横浜文化体育館大会FINAL』が行われ、ラム会長がトライアングルリボン王座を奪取した。

 トライアングルリボン王座とは、アイスリボンの3WAY王座であり、現AEWの里歩(当時:りほ)が初代王者となって歴史が始まり、豊田真奈美や高橋奈七永などの女子プロレスのビッグネームや鈴木秀樹や趙雲子龍などの男子レスラーも戴冠してきた王座。由緒あるベルトだけに他団体の選手も数多くこの王座に興味を示しており、昨年12月にはアクトレスガールズ(Beginning)の本間多恵が同王座を戴冠。そして、666のラム会長を次期挑戦者に迎えた。

 ラム会長は、2005年に史上最年少の小学生レスラーとしてデビューし様々なメディアで話題となった“元祖・チビっ子レスラー”。2006年に同じく小学生レスラーとしてデビューした現AEWの里歩(当時:りほ)とアイスリボンで名勝負を繰り広げた選手であり、2006年にはDDTのアイアンマンヘビーメタル級王座を戴冠した過去がある。一度は引退したものの2016年から復帰し、666での試合のほか、昨年からはアイスリボンにレギュラー参戦して女子プロレス界でもその名を轟かせている。
 過去にもトライアングルリボンに挑戦してきたラム会長は、今回は推薦者に趙雲子龍を迎え入れてアシストを約束させ、万全の体制で臨んでいた。

 しかし、趙雲は自身の戴冠を狙ってラム会長を裏切り、2vs1の闘いにするはずだった試合が1vs1vs1になってしまう。曲者の趙雲、メキシコ仕込みの関節技の使い手である多恵を相手にラム会長は苦戦するものの、身軽さを生かしたフライングクロスボディや619を見舞って食い下がる。
 そして、試合終盤になるとラム会長は自身のセコンドに付いていた怨霊から霊的な力を分け与えられ、2人の顔面に死の灰を噴射。視界を失った多恵へコーナートップからのダイビング・ヒップドロップを見舞い、王者から3カウントを奪取。

 女子プロレスの王座は初戴冠となるラム会長は、「あたしらしくないけど、このベルト獲るために捨て身の努力をしてきたから、もらって当然」と不遜な態度を取るものの、ベルトを獲得した嬉しさからか次第に頬を緩めてベルトを撫でながら「かわいいよね。このベルトにそこまで執着もしてなかったけど、いざあたしの腹にこうやってくると、メチャクチャいいもんだぜ。最高だよ」と語る。
 しかし、この日の王座戦後にアイスリボン所属選手が誰も挑戦名乗りを上げてこなかったことに言及すると表情を引き締め、「それってちょっとヤバいんじゃない?だからあたしが気持ちを奮い立たせるような試合をしていけばいいかなって思ってます。666でもそういう試合ができればなとあたしは思ってるよ。楽しいベルトにしてやるよ」と自団体である666での王座戦開催をほのめかした。