KO-D無差別級王者の遠藤哲哉がDDTの最強を決める「BLACK OUT presents KING OF DDT 2020」準々決勝で、“ジュニアのレジェンド”田中稔を破り、23日に東京・後楽園ホールで行なわれる準決勝にコマを進めた。

 総勢28選手が参加した同トーナメントは8日の東京・神田明神ホール大会で開幕。遠藤は同日の1回戦で彰人に敗れたものの、9日(同所)の敗者復活バトルロイヤルを制して、10日(同所)に稔と対戦。

 ジュニアではIWGP、世界、GHCの王座を獲得し、グランドスラムを成し遂げている稔は、得意の足関節、キック連打で遠藤を追い詰めた。15分過ぎ、それに耐えた遠藤は、テツヤ・イン・ザ・スカイ、ヘッドバット、カナディアン・デストロイヤーとたたみかけると、必殺のシューティングスター・プレスを決めて3カウントを奪った。

 試合後、遠藤に歩み寄った稔は、指で「もう1回」とアピールすると、両者はグータッチを交わして、再戦を誓い合った。

 遠藤は「田中選手、さすがバトラーツ出身ということで、さまざまな足攻めの数々。ボクもプロレスデビューして足を攻められるっていう経験は多かったんです。ボクのスタイル的に飛び技、地に足をつけないプロレスを、ファイトスタイルにしているので、向こうも警戒して足を攻めるっていうのが一つのボクの倒し方としてあると思うんですけど。オレは別に足を使って飛んでいるのではなく、羽根で飛んでいるので、足を攻められようが宇宙一のシューティングスター・プレスは死にませんよ」とコメント。

 稔のアピールについて、遠藤は「リング上で、オレも田中選手に『次はこれ(ベルト)を懸けてやりましょう』っていう言葉をかけたので。田中選手も『オレが挑戦するまで、そのベルト落とすな』って言ってました。だから、いずれ必ずこれは達成させなければいけない約束だと思います」と話した。

準決勝の対戦相手は抽選の結果、樋口和貞に決まったが、遠藤は「ここ最近よくシングルやっている気がしますね。竹下(幸之介)に勝ったってことは、見ている人間からすれば、『樋口、実力ついてきてる』って思うかもしれないけど。チャンピオンの牙城を崩すには、まだまだ足りないと思いますね。今のオレはそれだけ自信もあるし、実力もあるし。だから準決勝はオレが勝って、オレに『興味がない』と言っていた彰人選手が上がってきてくれたら、そこで濃厚な“アキちゃんずラブ”を見せてやりますよ」と自信を見せていた。

 敗れた稔は、「現在のKO-D無差別級チャンピオンと手を合わせてみて、メチャメチャ勉強になりましたね。何を学べたかっていうと、オレとKO-D無差別級タイトルの距離感! メチャメチャ近いな! 次やったら勝てるぞ。『今日タイトルマッチにしろ』って言ったけど、タイトルマッチでも何でもない。(タイトルが)懸かっていたら、獲ってたよ。でも確かに強いと思うよ。どんだけ追い込んでも、勝てる気はものすごいしてたのに勝てなかった。負けは認めるけど、しっかり遠藤哲哉に借りを返す。そしてKO-D無差別級のベルトを獲る。今まで巻いたことがないベルトが大好物だからね! 後楽園(8・23)以降は何も話をされていなくて、このトーナメントで負けたわけだからわからないけど、しっかりその二つは頭に入れているから!」と雪辱を期していた。