4日、東京都・日本武道館にて新日本プロレス『旗揚げ記念日』が行われ、ジェフ・コブ、グレート-O-カーンが『NEW JAPAN CUP 2021』の1回戦を突破した。

 『NEW JAPAN CUP』(以下、NJC)は、新日本プロレスの春の風物詩として知られるシングルマッチのトーナメント戦。
 昨年のNJCは新型コロナウイルスの感染拡大を鑑みて準決勝までは無観客試合にて行われ、無観客ならではの環境を生かした数々の名勝負が生まれた。そして約3ヶ月半ぶりの有観客興行で行われた決勝戦ではEVILがL.I.Jを裏切ってBULLET CLUBに加入し二冠王となるなど大波乱を呼び、その余波は現在まで及んでいる。
 以降新日本プロレスは有観客興行を続け、今年のNJCは例年通り春に観客を入れての開催を実現。優勝者には新設されるIWGPヘビー級王座&IWGPインターコンチネンタル王座の二冠統一王座であるIWGP世界ヘビー級王座への挑戦権が与えられる。

 この日は1回戦として小島聡vsジェフ・コブ、内藤哲也vsグレート-O-カーンの2試合が行われた。

 小島とコブの一戦は、序盤から小島が首攻めを徹底しマシンガンチョップからいっちゃうぞエルボーを狙うなど勢いを見せるが、コブはマシンガンチョップからいっちゃうぞエルボーまでの流れを真似て挑発し、その場飛びムーンサルトプレスやアゴを撃ち抜く打点の高いドロップキックといった軽快な動きで猛攻。
 小島も折れずにラリアットで立ち向かうが、コブもラリアットで反撃して互角の打ち合いに。小島がエルボーパッドを脱ぎ捨てて放った全力のラリアットをコブがキャッチしてツアー・オブ・ジ・アイランドで叩きつけるというカウンターで勝利し、コブが完勝。

 内藤とオーカーンの一戦は、内藤がオーカーンのポーズを真似ていく挑発から的確な首攻めを徹底し、スイングDDTを狙っていくもオーカーンはこれを耐えて内藤を膝から叩きつける。
 これで潮目が変わり、オーカーンはリング鉄柱やイスを使ったラフ攻撃やヒザへのアイアンクローなど内藤の古傷であるヒザに狙いを定めて猛攻。内藤はエリミネーターを切り返してのコリエンド式デスティーノを見せ、正調デスティーノを狙っていくが、オーカーンはこれを振り払ってラリアットで叩き伏せ、ヒザ十字+もう片方の足も両足でロックする複合足関節でガッチリと捕らえる。内藤は意地でもギブアップせずにいたものの、試合続行不可能と判断したレフェリーが試合を止めた。
 オーカーンは、倒れ伏す内藤を踏みつけながら内藤の目を見開きながら拳を突き上げるポーズを真似て挑発した。

 優勝候補筆頭とも言える内藤から完勝したオーカーンは「弱〜い!弱すぎる!これじゃあ、ヤングライオンに勝ったのと変わらねえじゃねえか、内藤!ああ〜ん?まずか〜る〜い!ファミレスの支払いもろくにできねえ貧乏みてえだがよ、ヤングライオンなんだから、もっと恰幅をよくしろ、余のように!新日本侵略4カ月か……いつになったらヤングライオン以外を殺戮できるんだろうなあ、内藤坊や。リベンジをしたかったら、ちゃ〜んと! 頭を!床に!擦りつけてからにしろよ」と高笑い。今年のNJCも大きな波乱が起きることになりそうだ。