強姦や性的暴行の罪で実刑判決を受けたアメリカの元大物映画プロデューサー、ハーヴィー・ワインスティーン受刑者(67)が、刑務所内で新型コロナウイルスに感染していたことが明らかになった。

ニューヨーク州刑務官・警察共済組合のマイケル・パワーズ会長によると、ワインスティーン受刑者は現在、隔離状態にあるという。

ワインスティーン受刑者は現在、ニューヨーク州バッファロー近郊のウェンド刑務所に収容されている。ロイター通信によると、この刑務所では受刑者2人から新型ウイルスの陽性反応が出ている。

パワー会長はまた、隔離されている刑務所職員も何人かいると述べたほか、感染予防用品が不足しているため、刑務官の安否が心配だと述べた。

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ワインスティーン受刑者の弁護人イムラン・アンサリ氏は、新型ウイルスの診断について弁護団は報告を受けていなかったと話した。

アンサリ氏は、「ワインスティーン氏の健康状態をかんがみれば、もし新型ウイルスに感染しているなら、もちろん心配をしているし、状況を注視している」と語った。

ウェンド刑務所へ移送される前、ワインスティーン受刑者はニューヨーク市・ライカーズ島の刑務所内の病院で心疾患と胸の痛みの治療を受けていた。

裁判では陪審が2月、元製作アシスタントのミミ・ヘイリー氏に2006年に性的暴行をした罪と、元女優ジェシカ・マン氏を2013年に強姦した罪で、ワインスティーン受刑者を第3級強姦罪と第1級性的犯罪行為罪で有罪と評決。一方、起訴事実の中で最も重大で、終身刑の可能性もあった2件の捕食的性的暴行罪と、第1級強姦罪については無罪とした。

これを受けてニューヨーク州裁判所は今月11日、禁錮23年の実刑判決を言い渡した。これにより同受刑者は、性犯罪者として犯罪データベースに登録された。

弁護団はすでに上訴する方針を明らかにしている。