ネットワンパートナーズは8月5日、顔認証技術とサーマルカメラ(非接触で体表面温度を測定するカメラ)を用いて、従業員の体温と出社状況を非接触で自動的に管理する、新型コロナウイルス感染症対策ソリューション「Withコロナソリューション・出勤者顔認証/体温測定」を、自社内で7月に先行試験導入したと発表した。同ソリューションは、社内での実証運用を経て改善を加え、パートナー企業経由で10月に提供を開始する予定。

 Withコロナソリューション・出勤者顔認証/体温測定は、高精度な顔認証、非接触で誤差の少ない検温、迅速な情報共有をテーマとして、AI顔認証ソフトウェア「RealNetworksSAFR」と、基準熱源を利用可能で通常の可視光カメラも搭載したサーマルカメラ、シスコシステムズのチャットツール「Cisco Webex Teams」を、ネットワンパートナーズが独自に組み合わせたもの。
 同ソリューションでは、打刻操作をすることなく、出退勤時間を自動的に管理可能。具体的には、サーマルカメラで撮影した従業員の顔画像を、接続したタブレットPCで切り出してSAFRに送付する。そして、SAFRが顔認証技術で従業員を確認し、勤怠システムと連携して出退勤時間を記録する。SAFRは、AI/深層学習によって世界最高水準の認証精度を実現しており、マスク着用時でも顔認証が可能となっている。
 サーマルカメラの前に立つだけで、非接触で瞬時に体温を確認できる。具体的には、サーマルカメラでの検温結果がタブレットPCに表示され、平熱の場合(例:37.5度未満)は問題ないことを表示し、発熱時は警告音を発する。一定の温度を発する基準熱源を利用することで、検温誤差を±0.3度程度に抑えている。
 さらに、出退勤時間と体温の情報を、速やかに部門長に通知する。サーマルカメラの検温結果とSAFRの顔認証結果を紐づけたうえで、Cisco Webex Teamsと連携して出社した従業員の部門長へ即時配信する。これによって、部門長がテレワークの場合でも、部下の出社状況と体温を把握することができる。