ローランドは2月7日、電子和太鼓「TAIKO-1」を2020年夏に発売すると発表した。税込価格は14万2000円前後の見込み。
 

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 本体につけた帯を肩にかけて演奏する「担ぎ桶」スタイルの電子和太鼓。叩く位置や強さで多彩に変化する和太鼓独特の音色が再現できる。本体形状のモデルになった桶胴太鼓に加え長胴太鼓や締太鼓、大太鼓などを忠実に再現。拍子木や太鼓以外の鳴り物、掛け声まで音色も搭載した。さらに、竹バチや雪バチなどバチの違いも表現し、複数人が同時に叩く音色も表現できる。
 実際の太鼓の音を録音して取り込んだり、内蔵の太鼓の音に別の音を重ねたりしてオリジナルの太鼓の音色を作ることも可能。打面に静粛性の高いメッシュ素材を採用、ヘッドホンで音の大きさを気にせず練習できる。本体は分解可能で持ち運びしやすくした。電池駆動も可能で、舞台上を動きながら演奏するスタイルにも対応する。
 和太鼓は音量が大きいため練習場所の確保が難しく、本体サイズや重量もかさみがちで持ち運びも困難。特に大ぶりの和太鼓は個人の所有も難しく、演奏会場に持ち込めないこともあった。ローランドでは電子ドラムのノウハウを生かしながら和太鼓特有の不便さを解消。佐渡島を拠点に活動する世界的な太鼓芸能集団「鼓童」の協力のもと、「壱号機」「弐号機」の試作を経て完成にこぎつけた。ローランドによると「最も難しかったのは軽量化」といい、試作では10kgほどだった本体を、担ぎ桶太鼓とほぼ同じ約4.5kgに収めた。(BCN・道越一郎)