アルプスアルパインは4月30日、医療・介護現場や公共施設などでの「触れない」「触りたくない」ニーズに応えるタッチレス操作パネルを新たに提案すると発表した。

 同社が提案するタッチレス操作パネルは、タッチパネルの利点を生かしつつ、「誰が触ったか分からない」「タッチパネルが汚れている」「自身の手が汚れている」といった抵抗感を減らし、安心・安全で快適な操作を提供するもの。
 独自の高感度静電センサーを用いることで、パネルから10cm離れた位置にある手の存在を検知。5cmまで近づくと手の位置検知が可能となり、3cmまで近づくと指の位置まで把握できる。この一連の動作による手の接近検知も可能となっている。
 さらに、検出したデータを独自開発のアルゴリズムで処理することで、手・指の位置やジェスチャーに応じた多彩な操作を実現。直接パネルに触れて操作したいニーズを考慮し、タッチ操作にも対応する。
 1月に米ラスベガスで行われた世界最大級の電子機器見本市「CES2020」では、同製品を応用したソリューション提案として、エアコンの温度や風量といった空調機能、天井・スタンド照明やカーテンの開け閉めといった照度調整などをタッチレス操作パネルで実行するデモ機を紹介した。
 手や指の距離や操作内容とディスプレイ表示を連動したシステム設計に加え、音によるフィードバックを組み合わせることで、初めて使用する人でも感覚的に操作することを可能にした。
 アルプスアルパインでは、展示会で得た好評の声を参考に、医療・介護現場や公共交通機関など、衛生面の配慮が必要となるさまざまな市場でのマーケティング活動を強化し、21年頃の製品化を目指す。