ホリエモン祭実行委員会の柏井茂達 名古屋祭感染拡大防止対策委員長は5月6日、「ホリエモン祭 名古屋の感染拡大防止施策 公開します!」と題するドキュメントを公開した。3月22日に名古屋市・金山のイベントスペースで実施した「ホリエモン祭 in 名古屋」で行った、感染防止対策の詳細を明らかにしたもの。

 「ホリエモン祭」は、実業家の堀江貴文氏がプロデュースする大人の文化祭。当時、新型コロナウイルスの感染者が多かった名古屋での開催には批判が集まっていた。堀江氏は「十分な感染対策を行った小規模イベントまで中止することはない」として実施。ドキュメントでは対策の中身について写真入りで詳細に説明している。
 具体的な感染防止対策については、まず、事前にチケット購入者に対し健康管理を呼びかけるメールを4回にわたって送信。イベント当日は、来場者に当時入手困難だったマスクの代替としてハンカチを配布したうえ、問診票への記載を求めた。来場者75人全員が協力し「健康状態は良好」と回答。記入用に100本のペンを用意、全て使い捨てとした。体温が不明または不安な来場者に対しては、検温コーナーでの検温も実施した。
 スタッフは全員がマスクを着用。出演者や来場者に提供する食品類は完全パッケージとした。ステージマイクはガーゼでカバーを施し、ステージゲスト交代のたびに消毒タイムを設定。会場の主要部分を繰り返しアルコールで消毒した。そのほか、会場には衛生管理の選任チームを置き、チェックシートを使い、衛生管理ができているかどうかのチェックも行った。イベント終了後にも体調不良者のフォローのため、2回のメール連絡を行った。スタッフを含め、体調悪化の報告はなかったという。
 「ホリエモン祭」は4月5日にも別府で開催する予定だったが、直前に堀江氏が「永遠に中止」を宣言。名古屋での開催が最後になった。柏井委員長は「出口戦略支援のため、感染拡大防止対策を万全にしたうえで、日本を元気にするイベント実施の手助けになれれば」と、公表の理由を明らかにした。(BCN・道越一郎)