請求書に記載されたバーコードを読み取って支払う「請求書払い」が可能なスマートフォン(スマホ)決済サービスのPayPay、LINE Pay、au PAYと、楽天銀行口座保有者向けの「楽天銀行コンビニ支払サービス(アプリで払込票支払)」を例に、請求書払いのメリット・デメリットをまとめた。

●最後発のau PAY以外はほぼ網羅


 サービス開始時期は、LINE Pay 請求書支払い、楽天銀行アプリで払込票支払、PayPay請求書払い、au PAY(請求書支払い)の順。支払い可能な請求書はそれぞれ異なり、今年2月にサービスを開始したばかりのau PAYはまだ東京電力・東京ガスに対応しておらず、関西電力・中部電力・沖縄電力からカバーしている。
 具体的な支払い方法はいずれも同じで、アプリを起動して、「請求書払い」といったタブをタップしてカメラでバーコードを読み取るだけ。ユーザースキャン式のスマホ決済の要領で即座に支払いが完了する。デメリットは、対応企業一覧は参考程度にとどまり、実際にバーコードを読み取るまで、支払い可能かわからないことだろう。
 PayPay、LINE Pay、au PAYの請求書払いでは、通常と同じ還元率が適用される(税金の支払いは除く)。対して、楽天銀行アプリで払込票支払は、支払い1件ごとに楽天スーパーポイントが10ポイントたまり、付与されるポイント数が一定なので、100円、200円といった少額の支払いだと還元率は高くなる。利用状況によっては他の支払い方法よりも高い還元率と、自宅にいながらいつでも支払える気軽さがメリットだ。

●年度内に車を売却予定なら念のため自動車税の納付はコンビニ払いで


 LINE Payや楽天銀行アプリで払込票支払では、全国の一部の自治体の自動車税・軽自動車税の支払いも可能だ。ただし、スマホアプリによる請求書払いやクレジットカード、Pay-easy(ペイジー)で支払うと、納付時の証明書・領収証書が発行されないため、注意が必要だ。
 自動車税(種別割)は、納税確認の電子化によって車検時の納税証明書の提示は省略可能となったが、その納税情報がシステムに反映されるまで10日ほどかかるため、自動車税の納付直後に車検を行うなら金融機関・コンビニ払いを利用するよう、納税通知書に明記されている。また、4月〜翌年3月の年度途中で、フリマアプリなど業者を一切介さないルートで車を売却・譲渡する予定があるなら、従来どおり、納付時の証明書・領収証書がもらえる金融機関・コンビニ払いの方が無難といえる。
 インターネット通販サイトや公共料金の支払いは、特にデメリットがない。残っているチャージ残高、キャンペーンで付与されたポイントを有効活用できる、スマホ決済の請求書払いを活用しよう。(BCN・嵯峨野 芙美)