10月1日からGo To トラベル事業に東京都の追加が決まり、都民の旅行や他県からの都内宿泊が解禁となることで、冷え込んだ経済の回復に期待が膨らむ。2泊3日の家族旅行でも企画するか、と思いきや10月は祝日がすでに消化済みで1日もないではないか。

 9月21日と22日は敬老の日と春分の日の連休となり、土、日を含めて最大4連休となった。気候も涼しくなり各地の観光地がにぎわった。最終日は高速道路の渋滞がニュースになるなど、新型コロナウイルスの感染対策を意識しながらではあるものの、久しぶりに観光地の宿泊施設や飲食店が活気を取り戻した。
 10月1日からは最大消費地である東京発着の旅行が解禁となり、7月17日からGo To トラベル事業の対象外とされてきた都民も3カ月ぶりに都外への旅行が楽しめる。しかし、10月のスポーツの日(旧体育の日)は、延期となった東京五輪の開会式を見据えた7月24日にあてられていたことから、すでに消化済みとなっていて連休はない。
 ちなみに、12月も祝日は1日もない。平成のときは12月23日が天皇誕生日で、クリスマスイブやクリスマスが土、日になると連休になっていたが、令和になって天皇誕生日が2月23日になったため、12月は連休がない。
 こうなると1泊2日以上の旅行は、飛び石になってしまうが11月3日の文化の日を含む10月31日〜11月3日か、11月23日の勤労感謝の日を含む11月21日〜23日の連休にあてるケースが増えそうだ。
 もっとも、コロナ禍で冬のインフルエンザもにらんだ第三波が警戒される中、密を避けなければならない。政府も「Go To トラベルの利用時の遵守事項」として旅行時の感染症拡大防止対策の徹底を要請している。
 こうしたことからも10月や12月に、例えばビジネスパーソンなら有給休暇などを消化するなどして、なるべく連休に集中しないように分散する形でGo To トラベル事業を活用した方がよさそうだ。(BCN・細田 立圭志)