Go To トラベルやGo To イートはあるものの、長引く巣ごもりで運動不足が心配という人も多いだろう。記者は日頃から運動習慣がないが、会社がテレワークになり、ますます体を動かす機会が減った。今の生活を変えずに手軽に運動不足を解消する手段はないかと探していたところ、EMS機器が人気のマクセルから「もてケア Foot」が発売された。もてケアシリーズは以前にも長期でレビューしたことがあり、効果を実感できたので、同じ運動嫌いの人のためにも使い心地を試してみた。

●気合は不要の「もてケア Foot」、1カ月のつもりが気づけば「2カ月」


 実は今回のレビューは1カ月を予定していた。お腹に貼るタイプのEMS機器を試したときは効果を実感できたのだが、EMSの刺激が苦手で使用するときに「よし、やるぞ〜」という気合が必要だったからだ。しかし、もてケア Footは気がついたら製品を手にして2カ月、毎日使っていた。この記事ではそのあたりの理由を中心に紹介したいと思う。
 まず、簡単に製品概要を説明しておこう。もてケア Footは製品名の通り、足にEMSでアプローチする運動器だ。足といっても下半身のさまざまな部位に使える。足裏に敷いてもよし、太ももに敷いてもよし、お尻に敷いてもよし。使い方の幅が広く、ユーザーの悩みにダイレクトに働きかけられるのが強みだ。
 モードは4パターン。多彩な刺激で筋肉を鍛える「トレーニングモード」、心地よい刺激で筋肉をほぐす「リラックスモード」、足裏にトントンというたたき感を与える「足うらリラックスモード」、もまれているような感覚を与える「ふくらはぎリラックスモード」だ。それぞれに強度を調整することも可能。動作時間はいずれも約10分となっている。

●これまでのEMS機器と違う 二つの“不要なもの”


レビューは仕事終わりの19時にリビングで、寝る前の0時にベッドで使用した。リビングで使用するときは基本的にソファでテレビを見ながら、足裏・太ももに敷いてトレーニングモードを試した。お腹に貼るタイプのEMS機器と違って、圧倒的に楽なのが電極部に貼るゲルシートが不要なことだ。本体を体に密着させるために必要なものだが、もてケア Footは貼るではなく“敷く”なので、何もしなくてもズリ落ちたりすることがない。
 もてケア Footにいらないのはゲルシートだけではない。個人的な感想になるが、冒頭で述べたEMSの刺激に耐える“気合”もいらない。EMS特有のピリピリした刺激はあるのだが、思わず悶えてしまうというほどではない。これならEMSの刺激に苦手意識がある人も無理せず使えると感じた。もちろん強度をかなり上げればしっかりとした刺激を得ることができる。そこは好みに合わせて調整するとよいだろう。
 動作時間の10分もちょうどよい。ちょっと休憩に30分程度、テレビを見ているときにながらで使用すれば、手軽に足裏・ふくらはぎ・太もも・お尻の気になる部位にアプローチすることができる。準備に時間はとらないし、慣れてくれば気も散らない。夜に仕事が残っているときなどは、刺激を高めて眠気を飛ばしてすっきりさせるという使い方も効果的だった。
 寝るときには3モード(リラックスモード・足うらリラックスモード・ふくらはぎリラックスモード)を使い分けた。特に効果を実感したのがお尻と太もも。ここ数カ月で椅子に座っている時間が伸びたこともあり、非常に凝り固まっていたのだが、もてケア Footを毎日使用することで、その日の凝りをその日のうちに取り除けるようになった。寝る前に体の力を抜いて、安眠する体勢を整えることもできる。
 記者はソファの下やベッド脇にそのまま置いているのだが、出しっぱなしは嫌だという人は専用ポーチが付属しているので安心してほしい。折りたたんでコンパクトに収納できるので、保管場所にも困らないだろう。カバンにも入るサイズなので、旅先や職場でも使いたいという人のニーズにも応える。
 以上が記者が2カ月にわたって、もてケア Footを試した感想だ。「使い続けるのが楽で、むくみが取れて癒される」という部分が特に気に入ったが、ダイエット効果を狙っている人にもおすすめ。実際に記者は太ももがキュッと引き締まり、履くのに苦労していた細身のスキニーパンツがスルっと入るようになった。寒くなってくると外で運動するのも厳しくなる。今冬を労少なく健康的に乗り切るなら、もてケア Footは絶好の選択肢になるだろう。(BCN・大蔵大輔)