トルコ当局、JPモルガンを調査−リラ急落前のリポートを非難

トルコ当局、JPモルガンを調査−リラ急落前のリポートを非難

(ブルームバーグ): トルコ当局は通貨リラの急落を意図的に招いたとして、米JPモルガン・チェースに対する調査を開始した。先週22日の外国為替市場で、トルコ・リラは昨年の急落以降で最大の下げとなった。

  トルコの銀行規制当局である銀行調整監視機構(BDDK)は23日、リラ急落の前日にJPモルガンのアナリスト2人が対ドルでのリラ売りをリポートで推奨したことを非難。リポートの内容には投資家を「誤った方向に導き、操作する」意図があり、結果として相場の変動性を高め、トルコの銀行の評判を傷つけたと主張した。トルコ資本市場の監督当局、資本市場評議会(CMB)も同様の根拠を挙げ、独自調査を開始したとの声明をウェブサイトで発表した。

  ブルーベイ・アセット・マネジメントのストラテジスト、ティモシー・アッシュ氏(ロンドン在勤)は「流れ弾に当たったようなものだ」と述べた。

  トルコは31日に地方選挙を控える。JPモルガンの広報担当者はコメントを控えた。

  リラは22日、対ドルで一時6.5%余り下落。年初来では8%超の下げとなった。

  BDDKはこれとは別に、複数の銀行が不当な手法で顧客に外貨を買わせたとして、これらの銀行の調査も始めた。対象となっている金融機関名は明らかにしていない。

©2019 Bloomberg L.P.


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