もぬけの殻だったリフトのIPO説明会場−ドライバーのデモは不発

もぬけの殻だったリフトのIPO説明会場−ドライバーのデモは不発

(ブルームバーグ): 配車サービスを提供する米リフトのドライバーらが25日、同社の新規株式公開(IPO)ロードショー(投資家向け説明会)で経営陣やバンカー、潜在的な投資家に不満を訴えようとサンフランシスコのオムニホテルに押し掛けたが、誰もいなかった。

  ロードショー発表の際にブルームバーグが内容を確認した条件概要書(タームシート)によると、当初はオムニホテルで開催される予定だったが、オリンピック・クラブに変更された。

  数十人のドライバーとその支持者らは賃金カットを非難し、雨の中で抗議デモを実施。ホテルの中で同社幹部とバンカーらが投資家予備軍のために昼食会を催していると考えていた。

  非公開情報であることを理由に関係者が匿名を条件に語ったところでは、ロードショーの会場が変更されたのは、より広いスペースが必要だったためという。

  リフトの広報担当エイドリアン・ダービン氏は電子メールで配布した発表資料で、同社には「ドライバーの所得増に貢献した力強い実績」があると指摘。 「ベストな交通手段を通じて人々の生活を向上させるという当社のミッションにとって、ドライバーは欠くことができない」と説明した。

  28日に価格設定が行われるIPO規模は約21億ドル(約2300億円)と、米国では今年これまでで最大、テクノロジー業界では2年前のスナップ以来の規模となる見込み。

  リフトと同業のウーバー・テクノロジーズのドライバーは、報酬の不満が大きい。事情に詳しい関係者によると、ウーバーは4月にIPOの申請を行う見通しだ。

©2019 Bloomberg L.P.


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