アルゼンチン国債が安値接近、格下げや財務相辞任など悪材料相次ぐ

(ブルームバーグ): 先週後半に一服したアルゼンチン債券相場が19日、再び売り込まれた。

  アルゼンチンのオフショア債は19日に新たな安値に接近し、先週後半の小幅な回復をほぼ帳消しにした。既にジャンク(投機的水準)の同国格付けを3大格付け会社のうち2社がさらに引き下げた上、ドゥホブネ財務相が辞任したのを受けて売られた。

  JPモルガン・チェースの指数によると、アルゼンチン債の米国債に対する利回り上乗せ幅(スプレッド)は205ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)拡大し1858bp。100年債価格は額面1ドル当たり4.7セント下落し、47.4セントと、先週記録した過去最安値に迫った。アルゼンチン債の期間5年のクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)保証料はアップフロントが16日の47%から52%に上昇した。19日のアルゼンチン市場は祝日で休場だった。

  ブルーベイ・アセット・マネジメントの新興国市場担当シニア・ソブリン・ストラテジスト、グラハム・ストック氏は「今から10月末までにさらにボラティリティーが高まるだろう」と指摘。マクリ大統領が先週打ち出した措置は、10月27日の大統領選挙本選での勝利を後押しする上で「力不足」であり、投票日に向けて同大統領が「行き過ぎたポピュリスト的な経済政策」を追求するリスクもあると分析した。

©2019 Bloomberg L.P.


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