ロンドンの投資銀行員を米当局起訴、組織的なインサイダー取引に関与

ロンドンの投資銀行員を米当局起訴、組織的なインサイダー取引に関与

(ブルームバーグ): ロンドン在勤の投資銀行員2人が未公開の取引情報を売却したとして米ニューヨークで起訴された。検察当局によると、2人は「大規模かつ国際的なインサイダー取引組織」に関与しており、組織全体で数千万ドル規模の違法な利益を上げていた。

  起訴されたのはベンジャミン・テイラー、ダリナ・ウィンザー両被告で、いずれもロンドンとマンハッタンにオフィスを構える世界的な大手投資銀行に勤務していた。検察は勤務先を明らかにしなかったが、米投資銀モーリスはテイラー被告が以前に勤務していたことを認めた。

  訴状によると、両被告は恋愛関係にあり、ロンドンのアパートで同棲していた。2人は電子メールでお互いに「ねえ、お父さん」、「かわいい娘」などと呼び合っていたという。

  マンハッタンの検察当局は、企業買収報道や合併の正式発表などが行われる前の取引で数千万ドルの利益を上げた欧州と中東の株式投資家集団を調査していた。テイラー、ウィンザー両被告が盗み出したとされる情報の一部は、証券トレーダーの1人によって報道機関にリークされていた。このトレーダーは情報内容が報道された際に利益を得ていたという。

  テイラー、ウィンザー両被告は2012年後半から18年始めにかけて、勤務中に集めた22社に関する情報を仲介者2人に売却したとされる。9月9日付の起訴状では仲介者の氏名は明らかにされていない。米当局によれば両被告は見返りとして現金、高級腕時計、高級衣料品など計100万ドル(約1億800万円)超を受け取った。

  情報を入手した仲介人は証券トレーダーに情報を流し、この情報を基に同トレーダーらは利益を上げていたという。

  マンハッタン連邦地検のバーマン検事正の広報担当者ニコラス・ビアス氏にテイラー、ウィンザー両被告が逮捕されたかどうかを質問したが返答はまだ得られていない。両被告の弁護人の情報はまだ明らかになっていない。  

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©2019 Bloomberg L.P.


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