中国の豚肉危機でCPI上昇率4%も−積極的な金融緩和に踏み切れず

中国の豚肉危機でCPI上昇率4%も−積極的な金融緩和に踏み切れず

(ブルームバーグ): 中国の消費者物価指数(CPI)上昇率が来年初頭までに4%に達する可能性がある。中国国際金融(CICC)のエコノミストらが豚肉価格の大幅上昇を挙げて指摘したもので、中国人民銀行(中央銀行)にとっては追加金融緩和の足かせとなる。

  9月のCPIは前年同月比3%上昇と、2019年の政府目標に到達した。CICCと聯訊証券のエコノミストによれば、雌豚の飼育数の大幅減が続く中、物価上昇圧力は今後も高まる。このため、比較対象の前年水準の低さが影響し、CPI上昇率は12月、または来年1月に4%に達する公算が大きいとエコノミストらは話す。CPIが4%以上の上昇を前回記録したのは12年だった。

  CICCの易峘シニアエコノミストはリポートで、「今回の豚肉価格上昇で見込まれる『ピーク』を具体的に指摘するのは時期尚早だ」と記述。「予想を上回る物価上昇率は短期的に大規模かつ全面的な緩和の障害の1つになるかもしれない」とし、全面的な金融緩和よりも財政刺激策の余地の方が大きいと考えられると分析した。

  聯訊証の李奇霖エコノミストもリポートで、「食品の値上がりは市民の生活を直撃するため、金融政策をどの程度緩和できるかに関わってくる」と記述。このため、預金準備率引き下げの方が利下げよりも可能性が高いとみられると指摘した。

©2019 Bloomberg L.P.


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