2020年のソブリン債市場、トレンドはスティープ化−モルガンS

2020年のソブリン債市場、トレンドはスティープ化−モルガンS

(ブルームバーグ): ソブリン債のイールドカーブは複数年にわたりフラット化がトレンドだったが、2020年にはこの流れが終わり、ドイツ国債を中心にスティープ化するだろうと、モルガン・スタンレーが20年のトップトレードリポートで予想した。

  長期債利回りは最近数カ月に既に、短期債よりも速いペースで上昇している。米連邦準備制度と欧州中央銀行(ECB)は利下げ後に一段の金融緩和を一時停止していると見受けられ、米中貿易戦争と英国の欧州連合(EU)離脱による世界経済への脅威が薄らぎつつあることも長期債利回りの上昇を促している。

  「全体として、20年の推奨はスティープ化トレードだ」と、モルガン・スタンレーのクロスアセット主任マーケットストラテジスト、アンドルー・シーツ氏がロンドンでのインタビューで述べた。 「ECBの金利据え置き見通しによってフロントエンドが固定されているため、欧州のイールドカーブは大きく動くだろう。米国では、それほどスティープになるとは思わないが、逆イールドからはさらに遠ざかるだろう」と予想した。

  ドイツの2年債と10年債の利回り格差は先週39ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)と7月以来の最大に達した。米国債の2年債・10年債のスプレッドは先週27bpに拡大。8月には一時マイナス7bpとなっていた。

  モルガン・スタンレーのストラテジストらはリポートで、来年のクロスアセット取引のトップ20の1つとして、ドイツ5年債と30年債のスプレッド拡大を見込む取引を挙げた。18日に約75bpだったが、同社は115bpを目標としている。

©2019 Bloomberg L.P.


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